新代表弁護士決定しました。

運営委員会にて、大口昭彦弁護士が、救援連絡センター新代表弁護士に選任されました。

よろしくお願いします。

大口昭彦弁護士

<ご挨拶>

弁護士  大口昭彦  このたび前任の葉山岳夫弁護士を引継ぎ、救援連絡センターの代表弁護士に就任致しました。

<極右政治家安倍元首相>政治は終わりましたが、しかし例えば、とりわけ沖縄に集中する軍事大国化、国際的人権保護に逆行する入管・難民認定法改悪、核武装を意図した原発推進政策、成田に於ける赤裸々な農民弾圧・農業破壊攻撃等々、日本政府の、その反人民的路線はむしろ、更に露骨なものとして強行されてきています。

平和・人民福祉の実現のための、人民の国際的な連帯した闘いが、ますます重要なものとして要求されて来ています。

このような情況に於いて、50年間以上、「獄入り意味多い(3591-1301)」「センターの指定する弁護士を選任する」のスローガンと実践的方針の下、全ゆる闘争・運動の現場に根ざし、固く団結し、違法不当な弾圧に対して一歩も退かず闘い抜くことを理念としてきた、救援連絡センターの重要性は明らかです。

ところで、センターが現在直面している課題としては何よりも、「統一救援・救対の追求」「共通弁選の堅持・一層の全国的普及の追求」があります。人民の分断孤立、資本・権力支配秩序への包摂強化こそは、現在の司法制度改悪の柱であり、センターが全力を以て闘うべきものであります。

例えば、2018年以来の未曾有の労働組合弾圧である関西生コン弾圧に於て、「個別弁選」強要政策が、猛威を振るっている現実があります。私たちは「統一闘争・統一救対」の思想的・組織的実践の重要性を繰返し確認しつつ、闘いを進めてゆく必要があります。

また、公判闘争を破壊し、刑事司法実務の根本的バーチャル化・人民からの遮断が策されている、刑事更には民事手続のIT化政策、公判前整理手続攻撃に対して、いかに闘かってゆくのかも、大きな課題です。

更には「取調・出房拒否」闘争についてセンターでの議論はなお継続中でありますが、国際的批判にもかかわらず、遅々として進まない代用監獄制度廃止・代用監獄での取調強行を前提とした勾留実務に対しての闘いの推進も、センターの重要な課題であります。

足立昌勝代表を中心に、センターがその任務を担い、課題を実現してゆけるよう、微力を尽くしたいと思います。

よろしくお願い致します

救援連絡センター声明と9・25デモの呼びかけ

声 明

安倍は死んでもその罪は消えない!
許すな「国葬」・「治安弾圧」!

2022年8月26日

救援連絡センター

7月8日、元首相安倍晋三が参院選挙自民党候補の応援演説中に銃撃され死亡。
首相岸田はすぐに「民主主義への挑戦」などとこの事態を非難。マスコミも挙げてこれに同調、殺害現場に花束を手向けた弔意を表わす映像が次々と映し出された。
7月22日、政府は閣議決定をもって、9月27日に日本武道館において安倍の葬儀を国葬で行うと発表した。
現憲法発足と共に失効した明治憲法下の天皇の命令により国民が喪に服すことを義務付けた「国葬」を事実上復活させるものであり、唯一「吉田茂国葬」の例があるが、自民党はその後、断念してきたのである。
安倍国葬は断じて認めるわけにはいかない。
明確に国事行為でもあるにもかかわらず、国会論議もなく「憲法史上最長になる8年8カ月にわたり、内閣総理大臣の重責を担った」などと岸田は強弁しているが、二度にわたる政権担当時以前から女性国際戦犯法廷の番組改編に介入したことをはじめ、数々の憲法違反の罪を重ねてきたのである。
教育基本法の改悪、共謀罪、戦争法制定、集団的自衛権閣議決定を繰り返しながら、「モリ・カケ・サクラ」で嘘八百の国会答弁。近畿財務局の赤木俊夫さんに公文書改ざんを押し付け、赤木さんを自死に追い込んだのも安倍晋三そのものである。

一方、今回安倍を銃撃した山上徹也さんは、母親が旧統一教会に入信し、億に達する
霊感商法で家・土地まで奪われ、一家が破滅に追い込まれたことを明らかにしている。
このことによって、安倍晋三がこのカルト集団と親交があり、かつ自民党関係者がこれと癒着していることが次々と発覚した。
単に金の面だけではない。反共産主義を標榜する旧統一教会は、自民党改憲草案と酷似している改憲・戦争のイデオロギーで一致しているのである。
岸田政権が国葬強行によって、安倍が犯した罪を隠蔽し、改憲・戦争へとカジを切ろうとすることに他ならない。
そのために、いま岸田政権は多くの労働者民衆の反対の声を封殺しようとしている。昭和天皇「Ⅹデー」、東京オリンピック開催強行の際と同様に、否それ以上に過剰な警備治安強化に乗り出そうとしている。
東京都教育委員会がすでに、行われた葬儀の際に公立学校での半旗掲揚を求め、「弔意の強制」通達を発している。国葬強行当日までに「表現の自由」をはじめ、労働者民衆の憲法上保障された基本的人権を弾圧することは必至だ。
救援連絡センターは国葬そのものと、それに伴う治安弾圧に断固反対することを広く声明する。

9月25日(日)午後1時~2時 ニュー新橋ビル地下2階 

                                      ニュー新ホールにて集会

その後、銀座にむけてデモ(呼びかけ・救援連絡センター)

救援連絡センター声明

声 明
安倍は死んでもその罪は消えない!
許すな「国葬」・「治安弾圧」!

2022年8月26日
救援連絡センター

7月8日、元首相安倍晋三が参院選挙自民党候補の応援演説中に銃撃され死亡。
首相岸田はすぐに「民主主義への挑戦」などとこの事態を非難。マスコミも挙げてこれに同調、殺害現場に花束を手向けた弔意を表わす映像が次々と映し出された。
7月22日、政府は閣議決定をもって、9月27日に日本武道館において安倍の葬儀を国葬で行うと発表した。
現憲法発足と共に失効した明治憲法下の天皇の命令により国民が喪に服すことを義務付けた「国葬」を事実上復活させるものであり、唯一「吉田茂国葬」の例があるが、自民党はその後、断念してきたのである。
安倍国葬は断じて認めるわけにはいかない。
明確に国事行為でもあるにもかかわらず、国会論議もなく「憲法史上最長になる8年8カ月にわたり、内閣総理大臣の重責を担った」などと岸田は強弁しているが、二度にわたる政権担当時以前から女性国際戦犯法廷の番組改編に介入したことをはじめ、数々の憲法違反の罪を重ねてきたのである。
教育基本法の改悪、共謀罪、戦争法制定、集団的自衛権閣議決定を繰り返しながら、「モリ・カケ・サクラ」で嘘八百の国会答弁。近畿財務局の赤木俊夫さんに公文書改ざんを押し付け、赤木さんを自死に追い込んだのも安倍晋三そのものである。
一方、今回安倍を銃撃した山上徹也さんは、母親が旧統一教会に入信し、億に達する霊感商法で家・土地まで奪われ、一家が破滅に追い込まれたことを明らかにしている。
このことによって、安倍晋三がこのカルト集団と親交があり、かつ自民党関係者がこれと癒着していることが次々と発覚した。
単に金の面だけではない。反共産主義を標榜する旧統一教会は、自民党改憲草案と酷似している改憲・戦争のイデオロギーで一致しているのである。
岸田政権が国葬強行によって、安倍が犯した罪を隠蔽し、改憲・戦争へとカジを切ろうとすることに他ならない。
そのために、いま岸田政権は多くの労働者民衆の反対の声を封殺しようとしている。昭和天皇「Ⅹデー」、東京オリンピック開催強行の際と同様に、否それ以上に過剰な警備治安強化に乗り出そうとしている。
東京都教育委員会がすでに、行われた葬儀の際に公立学校での半旗掲揚を求め、「弔意の強制」通達を発している。国葬強行当日までに「表現の自由」をはじめ、労働者民衆の憲法上保障された基本的人権を弾圧することは必至だ。
救援連絡センターは国葬そのものと、それに伴う治安弾圧に断固反対することを広く声明する。

監獄内でコロナ感染が拡大する中 獄中者の命と健康を守れ!

昨年同様、今年に入って全国の監獄・入管施設でコロナ感染が拡大している。
 法務省が公表した数によれば1月だけでも法務省の職員479人が感染した。
 昨年は職員の感染から被収容者に感染が拡大していった。今年もほぼ同様に、職員が感染した施設から次第に被収容者に感染が広がっている。
 すでに京都刑務所では職員15人・獄中者39人が、府中刑務所では職員9人・獄中者18人が、東京入管では職員64人が感染したことが公表されている。
 この数字はごく一部だけであり、ほとんど全国の刑事施設で感染が広がりつつある。全員に対してPCR検査を実施すればさらに数は増える可能性がある。
 日本の刑務所は文字通り三密状態にあり、高齢者が多く、持病を抱えている人が多いことからも、感染者が重症化する危険性がある。
 獄中医療は深刻な医者不足の上に設備や器具や薬などあらゆる面で不十分なままであり、コロナ感染に対応できる医療機関は法務省関係では存在しない。
 救援連絡センターは一昨年から感染拡大の危険性を指摘し、対応を要求してきたが、法務省は一向に改善しないできた。
 諸外国の例をみても監獄内で集団感染が出た場合は獄中者を釈放するなどの対応をしている。感染者に対してはただちに獄外の医療機関に移送して適切な医療を受けられるようにすべきである。
 昨年は感染者が出た刑務所では温かい食事が提供されず非常食となり、工場作業も中止されたため、運動不足となる。ただ房内でじっとさせられているだけなので免疫力の低下は必至である。
 そういう状況で獄中者を生命の危険にさらすことは許されない。
以下、法務省に要求する。
・感染拡大を防ぐために三密の状態を解消せよ。獄中者を釈放せよ。
・感染者に対してはただちに外部の病院で適切な治療を受けられるようにせよ。
・全獄中者にPCR検査を受けさせろ。
・希望する全獄中者にはワクチン接種による副反応などの説明をした上で接種をさせろ。
・戸外運動または室内での運動を認めろ。
・家族や友人との面会を禁止するな。差入れや通信を制限するな。
・電話での通話ができるようにせよ。
・食事・入浴・運動・暖房など健康維持のために処遇を改善せよ
・コロナ感染の実態を明らかにし、獄中者に正確な情報を提供せよ。
 救援連絡センターは獄中者からの報告を受け、さらにコロナ感染拡大防止のために全力で闘う。
         2022年2月5日  救援連絡センター
法務大臣 古川禎久殿
法務省矯正局 佐伯紀男 殿

東電刑事裁判の原告団・弁護団が、 短編映画 『東電刑事裁判  動かぬ証拠と原発事故』 を作成!!

2019年9月19日。 福島第一原発事故の刑事裁判の判決が下されます。 被告人である東電元役員3名が事故の原因である巨大津波を予見し、 津波対策工事を計画していながら、経営悪化を恐れて 対策自体を握りつぶした大罪を司法は、いかに判断するのか? 闇に葬られかけた津波対策計画の動かぬ証拠の数々を解析! いかなる経緯で対策が握りつぶされたのかを描破!! 全国民、判決の日へ向けて必見の26分間!!
東電刑事裁判の原告団・弁護団が、

短編映画 『東電刑事裁判  動かぬ証拠と原発事故』(26分)
を作成いたしました。
裁判等で明らかになったことが、分かりやすく描かれています。
ご覧いただき、広めていただければ幸です。判決は、9月19日(木)13:00〜 東京地裁です。

▇ 短編映画 『東電刑事裁判  動かぬ証拠と原発事故』

【終わりにしよう天皇制!「代替わり」反対ネットワーク(おわてんねっと)】に団体賛同 してください!

団体名:
連絡先(住所/メール):
一言メッセージ:

※団体名はインターネットをふくむ公開が前提です。※owaten@han.ten-no.netまで賛同の旨、連絡下さい。

【終わりにしよう天皇制!「代替わり」反対ネットワーク◆団体賛同のよびかけ】

●憲法に違反して「代替わり」の道筋を作った明仁
いよいよ天皇「代替わり」の時期が近付いてきました。このたびの「代替わり」は天皇自らが退位を宣言し、世論を先導するかたちで国会を動かし、立法までさせて道筋をつけたものです。「憲法を守る」と宣言して30年前に即位した明仁天皇は、憲法に違反して退位を実現させようとしています。
この退位と「代替わり」は、決して人間的な共感をもって迎えられるべきものではありません。明仁は2016年8月の「おことば」の中で、退位の目的を「象徴天皇の務めが途切れることなく、安定的に続いていくこと」と明確に述べています。明仁の狙いは一貫して天皇制の維持・強化にあるのです。

●米国主導の戦争に同調しつづけた明仁
安倍政権の強権的な政治が続くなかで、天皇の言動に政権への対抗的な意味合いを持たせる見方が広まったのも「平成」時代の特色です。しかし一層強まる米国への外交・軍事的協調路線は、天皇制とまったく矛盾のないものです。
明仁は、2001年9月の「米NY同時多発『テロ』」時には、ブッシュ大統領に「異例の弔意」を送り、続くアフガニスタンでの「対テロ戦争」では、「戦争による解放」を祝いました。また、イラクに派遣された自衛官を皇居に招いてねぎらいました。「平成」時代の後半、世界で展開されてきた米国主導の「対テロ戦争」に対して、明仁は同調する姿勢を貫いてきたのです。

●侵略、植民地支配責任を取れなかった平成天皇制
冷戦が終わり「平成」時代を通じても、日本政府は侵略や植民地支配の被害者への謝罪や補償を果たすことができませんでした。天皇は92年の訪中や韓国大統領の来日時などに、戦争や植民地支配に関わる発言をしましたが、天皇制の戦争責任への視座を全く欠いた無責任なものに過ぎませんでした。
「昭和天皇は平和を愛していた」と繰り返し述べる明仁の歴史観は、日本社会の歴史観を限界づけてきました。「無責任の象徴」たる天皇を戴いている限り、侵略の歴史を直視することはできません。

●「女性は産む機械」をつづける万世一系
皇位継承問題をめぐって天皇制が大きく動揺したのも、「平成」時代の特徴です。「お世継ぎ」プレッシャーによって皇太子妃雅子がおちいった事態に見て取れるように、皇位継承問題の矛盾は大きく顕在化しました。「国民統合の象徴」が血統主義によって継承される以上、「女性は産む機械」という価値観が日本を支配し続けるのは避けられません。これは、女性天皇であろうと、女性宮家であろうと変わりません。

●メーデーの日を簒奪する新天皇即位
新天皇の即位日が、5月1日に設定されたことも大きな問題です。国境を越え、歴史的想像力をもって労働者の連帯が祝われるべきメーデーの日に、徳仁は即位するのです。新天皇徳仁は、これまでも誕生日会見などで「若者の格差」、「貧困の再生産」に言及するなど、世界を覆う新自由主義が生み出した社会分断に「上からの調和」をもたらすことを自らの使命と感じている節があります。
戦前の日本が、世界恐慌の果てに「一君万民」思想を生み出し、天皇制ファシズムをもたらした歴史を想起しないわけにはいきません。私たちはどんなに苦難に満ちていても、労働運動の力によって生活を向上させる道を放棄してはいけません。

●神格性を保持しつづける象徴天皇制
大嘗祭(2019年11月予定)を頂点とする一連の代替わり儀式は、天皇の神格継承の意義が込められた国家神道的なものです。象徴天皇制は、「神」から「人間」への移行では決してなく、「神」と「人間」の同居/使い分けこそがその本質です。「人間性」を深く喧伝される明仁が、父・裕仁以上に宮中祭祀に熱心だった事実を忘れるわけにはいきません。重点を移しながらも「現人神」の思想は戦前・戦後を貫いているのであり、その動員力の危険性は変わることはありません。

「おわてんねっと」は、来年11月に予定されている大嘗祭まで、明仁退位・徳仁即位の全過程に抗議し、マスコミや行政などを通じて拡散される奉祝賛美キャンペーンに反対していきます。巨額の税金を投入して行われる種々の代替わり儀式に異議申し立てを行います。
「終わりにしよう天皇制」は、自由と平和、平等と民主主義を求める私たちの合言葉です。天皇制の名のもとに殺され、屈辱を強いられた無数の人々、天皇制テロルに倒れた人々と共にある言葉です。
無理に無理を重ねなければ存続しえない彼らは決して盤石ではありません。「代替わり」という天皇制最大の動揺期に、ともに声を上げる同志を募ります。おわてんねっとへの賛同を!行動への参加を
2018年11月25日

終わりにしよう天皇制!『代替わり』反対ネットワーク(おわてんねっと)
□連絡先 東京都新宿区西早稲田2-3-18-31キリスト教事業所連帯合同労組気付・靖国天皇制問題情報センター方
TEL:090-3438-0263 mail:owaten@han.ten-no.net  ツイッター:「おわてんねっと」

【呼びかけ団体】
■靖国・天皇制問題情報センター ■「日の丸・君が代」の法制化と強制に反対する神奈川の会
■反天皇制運動連絡会     ■天皇制いらないデモ実行委員会

●【終わりにしよう天皇制!「代替わり」反対ネットワーク(おわてんねっと)】は、2019年11月に予定されている大嘗祭まで、1年間の期間限定の活動を通じて、天皇「代替わり」総体に集中的な反対運動を行います。
〇【おわてんねっと】は賛同団体を広く募ります。普段は違うテーマで活動されている皆さん、主体的に運動を担うことが困難な皆さん、どんな少人数の団体でも、賛同団体に名前を連ねていただくことは大歓迎です。
●【おわてんねっと】賛同団体は、インターネットを含む団体名の公表が前提です。賛同費は無料です。
〇【おわてんねっと】の諸活動の方針は、月に1~2回開催される事務局会議で決定します。
●意見の違いを暴力をもって解決しようとする団体の賛同はおことわりします。

 

 

10・21 またもや尾行を摘発!ポリ公と排外主義者は結託している!  張本 効

杉並警察署の警備課による張り込みから一年半、恥ずかしくもまたもや革命的警戒心の衰えが露見した。
解散闘争の失敗…というより、呑気に飲んでいただけなのだ。
今回参加したのは、10月21日に行われた在特会のデモへの対抗アクション。
約5年前と比べると隔世の感ではあるが、街頭での極端な排外主義がスプリングボードとなり、制度的レイシズムが温存されるどころか強化されるという漁夫の利的構造は今日の入管政策を見れば明らかである。
戦略もなく反射的に”日韓断交”を掲げる在特会の姿は、安倍の無策な対DPRK外交と表裏であり、実際に政権が直接関知できない事案のための別動隊なのだが、各地での動員は明らかに目減りしていて、今回は十数人と目視で確認できるほどだ。
対抗するいわゆる「カウンター」も専ら諸個人の結集で、そのありようも情勢の変化を正確に反映しているが、警察だけは相変らず多い。
法律や条例ができても、警察は排外主義者を取り締まらない。なぜか。それは、ポリ公自体が国家意思に貫かれたレイシストだからである。
社会的に包囲して拝外主義者を孤立させるという戦略からすれば、権力とどう「折り合い」をつけるかということになるのだろうが、ブルジョア民主主義を求める限りは排除の線引きが変わるだけだ。
このような情勢のもとに、今回の尾行事件は起きた。

わたしたちは行動後に適当な飲み屋に入り、ああでもないこうでもないと酒席を楽しんでいたのだが、2時間ぐらい飲んでもまだ明るく、二次会に行くことにした。
少なくとも、この二軒目には尾行の刑事が店内にまで入ってきていたのだった。
呑気に二次会を楽しんでいたわたしたちはここでも2時間ほど飲み、さすがにそろそろと店を出て帰路につこうとした、その時だった。
「今出てきたあいつ怪しくない?こっち見ながらウロチョロしているよ。右翼なんじゃないの?」
どれどれと見てみると、確かに怪しい。普通、人は目的地に向かって歩く。まったくあてのない散歩というのも、なかなか難しいものだ。
なぜ気付いたかと言えば、わたしたちが立ち話をしていたからなのだが、自販機で飲み物を買うふりをしたり、おもむろに地面にカバンを広げて何かを探しているふりをしたり、つぶれたふりして路肩にうずくまっていたりと極めて挙動が不自然なのである。
うずくまった尾行者を携帯のカメラで撮りまくる。反応があるまで撮りまくる。すると、止まないシャッター音に反応して、赤信号を渡って逃げる。
わたしは奴を道交法の現行犯で私人逮捕することに決めた!
尾行者は少し北に歩き、また横断歩道を渡り、ついには走り始めたが、走り込みで鍛えた私の足にはかなわなかった。
その後の顛末は『救援』17年4月号拙文とほぼ同様で、尾行者は通りすがりだと言い張り、その後パトカーがきて、こちらは先手必勝で「つきまとわれている→つきまとっているのは警察官→違法な警察活動をしている」と主張する、という流れである。その途中で「通りすがりの酔っぱらいだ」といって絡んできた輩がいたが、こいつはペアで尾行してきた刑事なのではないかと思っている。
「通りすがりの酔っぱらい」は臨場した警察官=杉並署員にあれこれ話しているふうであったが、そのうちいなくなった。
わたしは、「警察官である以上は、氏名・階級・証票番号、そして警察活動が適法である理由を明らかにしなければなならない、尾行者が自主的に名乗らないなら照会せよ」と要求する。
尾行者は自らの氏名を名乗ったようだが、杉並署員は無線の照会では犯歴しかわらからないので警察官かどうかはわからないという。
「私の勘違いなのであれば謝らなくてはならないので、警察官による尾行でないことをはっきりとさせなくてはならないから、杉並署でしかるべき手続きで確認せよ」と要求するも、確認中だから待ってくれと、延々と待たされる。
日もまたいだ。通りすがりなのであれば、明日も仕事があったりもするだろう。しかし帰ってはないという。「本部に確認している」とポロリと漏らす杉並署員。これはビンゴだなと思う。
「この数時間、なんでこんなに時間がかかっているのか、どういう進捗なのか。差し支えない範囲でもかまわないので、説明してくれ。それが筋なんじゃないのか」と問うも、パトカーで来た警察官も、あとから駆け付けた宿直の刑事課もひたすらだんまりだ。「本部」からの連絡がなく放置されているのか、到底説明できる内容ではないのか、のいずれかであろう。
最終的には、杉並署に向かい、ロビーで待つことにした。
4時頃に杉並署に到着したのだが、その30分ぐらいして、一人の私服刑事が現れた。
那須周、警部、証票番号981350。
部と課は「捜査に支障がある」というお決まりの答弁で答えなかったが、警視庁本庁から来たことは認めた。ほぼ100%公安デカだろう。
那須は、尾行者が警察官であり部下であること、尾行していたことは間違いないと認めた。
しかし、尾行については、「詳細には確認していないが、適法に活動するよう指示しているので、適法である」という同語反復。なんたる詭弁!
そもそも、捜査の対象なのか?具体的に犯罪との関わりがないところで、無制限に尾行が許されるわけがない。適法であるためには厳しい要件が課されているはずだ。
「尾行が適法ならば、私が尾行者を咎めたことが公務執行妨害の現行犯になるんじゃないのか?」と問うと、詳細に確認してみないと何とも言えない、と。
「今回の件は、上司の私が対応します。訴訟なら広報課に連絡をしてほしい、逃げも隠れもしない」という。
逃げも隠れもしないなら、尾行者を連れてきて、身元を明らかにして、一連の事実関係を説明させて、謝罪させるべきなんじゃないのか。
ちゃんちゃらおかしい。ほぼ朝まで待たされてそれだけかよ…
「あなたの所属する部と課と、部下の氏名・階級・証票番号・所属する部と課を明らかにすれば、今日のところは帰る」と伝えると、確認するので待ってくれと那須。
結局、1時間待たされてゼロ回答であった。長い時間待たせてしまったことは申し訳ないと思わないのかと聞くと、しぶしぶ頷く。お前は地蔵かよ!
この日は、グッタリしながら家路についた。 よし、今日は夕方から迎え酒だ!

階級闘争と革命によって差別は解消するという序列的理解が公式的な共産主義者の見解だが、抑圧は常に複合的でものであり切り分けることができない。
資本主義の発展には生産手段と労働力商品の分離のみならず、略奪による本源的蓄積があってはじめて可能となる。
とすれば、被抑圧民族にとって、天皇制と闘い、レイシストと闘い、入管体制と闘うことが、まさに階級闘争となるのである。
その一端として、無法な尾行攻撃を許さず、排外主義者と警察の結託を粉砕する。追って反撃戦の狼煙があがるだろう、刮目せよ!

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袴田巌さんの再審開始を!

いよいよ6月11日には東京高裁で袴田巌さんの再審抗告審の決定が出ます。
6月11日にむけて、静岡では以下のような行動を決めました。 ご協力をお願いします。
① 七間町にある 上川陽子事務所に 要請行動を行います。
日時は以下の通りです。
5月31日(木) 午前11時に上川事務所に 「袴田巖の壁」に、壁の隙間がなくなるほどの多くの声が市民から寄せらたことを伝え、法務大臣として検事総長を指揮するよう要請します。
午前10時40分までに 小川秀世法律事務所にお集まりください。 雨天でも行います。壁の写真をA3サイズに印刷してパネルにして持って行く
法務大臣への申入書の作成
② 静岡駅前での請願署名集め
6月3日(日)午後12時30分~13時30分ぐらいまで、静岡駅前で、上川法務大臣宛の請願署名を、街行く市民に呼びかけます。
出来るだけ人数が多い方が目立ちます。浜松からも参加をお願いします。
袴田ひで子さんも来ます。(ひで子さんとは確認済み) 雨天でも行います。
また、単独の署名集めにも協力をお願いします。 集約日は6月7日です。
ご協力をお願いします。
③ 6月4日(月) 旧静岡市(現葵区及び駿河区)に 新聞折り込みチラシを入れます。
ただし、朝日新聞を扱っている静岡中央新聞販売から新聞を取っている方の家庭に、このチラシは入りません。これは新聞販売店の静岡中央新聞販売が折り込みを拒否したためです。
それから、楳田さん提案の
かみかわ陽子公式サイトhttp://www.kamikawayoko.net/ にアクセスして意見を書き込んで下さい。
袴田巖さんをこれ以上苦しめないでほしい、
検察が特別抗告しないようにしてほしい、
検事総長を指揮して袴田さんの無罪判決に協力させてほしい、
等の意見を寄せてください。
多くの意見が寄せられると、無視できないはずです。
 6月9日(土)午後、上川陽子の講演会が静大で行われます。これにも参加しようと考えています。
まずは、5月31日の上川事務所要請行動です。
◆6月11日(月)正午 東京高裁前集合  午後1時半に決定が出ます。
歴史的瞬間をみんなで迎えよう。
検察は特別抗告をするな! 直ちに再審を開始し、袴田巌さんの無罪確定判決を!
無実の死刑囚 袴田巌さんに、一日も早く完全無罪判決を!!
最後までお読み頂き ありがとうございます。これからも、袴田巌さんの救援運動にご協力をお願いします。
http://www4.tokai.or.jp/hakamada.net/
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山 崎 俊 樹
私への送信・返信は下記アドレスに同時に送って頂けると助かります。
mutsugoro@vc.tnc.ne.jp
また、急ぎの場合は
下記の携帯のメールに返して下さい
mutsugoro.2@ezweb.ne.jp