天皇反対運動、ストーカー公安に東京弁護士会が警告。

立川テント村Aさんが10年前、沿道にて「天皇帰れ!」とプラカードを掲げ、以降公安からストーカー被害に遭い、そのことについて東京弁護士会は、警察官が少なくとも21日にわたり尾行や監視をしたのは人権侵害だとして、20日付で警視庁に警告したと発表した。
10年たってやっと、天皇反対運動に画期的な弁護士が警告を出した。

【武蔵野五輪弾圧-声明】 起訴を許さない!仲間を保釈しろ! 公判支援カンパにご協力ください

武蔵野五輪弾圧チラシ

新型コロナウイルスの感染がさらに拡大する中で東京オリンピックの開催が強行され、8月下旬にはパラリンピックも開催されようとしています。オリ・パラのドンチャン騒ぎは、IOC、東京都、日本政府、スポンサー企業などが、人びとの苦しみや生命を一顧だにしていないことを明らかにしています。
このような状況の中で、オリンピックの開催以前から現在にいたるまで、全国・全世界で多くの人が抗議の声をあげてきました。しかしこの声は、全国各地の警察・自衛隊を導入した警備や、テレビ・新聞を一色にぬりつぶすメディアキャンペーンを通して、押さえつけられてきました。

■ 武蔵野「聖火」イベントへの抗議行動に対して逮捕・起訴を強行
2021年7月16日、東京オリンピックの「聖火」セレモニーが武蔵野競技場(武蔵野市)で行われました。このイベントに対して会場近くに抗議する人々が集まって、オリンピックの中止を訴えました。しかしながら、警察は抗議の声をかき消し、警察犬までもつかって過剰な警備を行いました。市民が完全に排除される中で「聖火」イベントは行われました。
五輪がもたらす苦しみを訴える声が力によって押しつぶされる中で、オリンピック中止を訴える仲間のひとりが、会場近くの歩道で抗議の意を強く示すために爆竹を鳴らしました。仲間は警官によってとりおさえられ、「威力業務妨害」で逮捕されてしまいました。
武蔵野警察署の留置所での勾留が続く中、実際上の被害を受けた人は誰もいないにもかかわらず、仲間は7月30日に起訴されてしまいました!理由のない勾留と不当な接見禁止を続ける人質司法の中で起訴を強行することは、表現の自由をおしつぶそうとする試みにほかなりません。

■ 救援カンパを!仲間を保釈しろ!オリパラ即刻中止!
仲間の勾留は今もなお続いています。今後刑事裁判が進む中で、裁判費用など多額の費用がかかります。長期勾留が予想される当該の生活を支えるための資金も必要です。これまでもたくさんカンパをいただきましたが、起訴を受けて再度、ぜひとも、圧倒的な救援カンパを寄せていただけるようお願いします!また、仲間の一刻も早い保釈の実現と無罪獲得に向けて、救援会がよびかける行動への参加をお願いします。
いますぐ仲間を保釈しろ!オリンピック・パラリンピック即刻中止!反五輪無罪! 2021年8月5日

【7・16武蔵野「聖火」セレモニー抗議弾圧救援会】noolympicgames@gmail.com

●救援カンパ振込先→郵便振替00150-8-66752(口座名:三多摩労働者法律センター)
※「7・16弾圧救援カンパ」と通信欄に必ず明記ください。

<声明>水戸、武蔵野ー「聖火」リレー抗議者への不当逮捕に抗議する! オリンピック・パラリンピック弾圧を許さない!五輪を即時中止せよ!

梅雨明けと同時に猛暑、4度目の緊急事態宣言下の東京では、連日1000人を超えるコロナ感染者数、コロナ・パンデミックのど真ん中にある。
まさに無謀とも言えるこの状況下、7月23日から東京オリンピック・パラリンピックが開催されようとしている。
私たちはパンデミック以前から2020東京五輪の開催に反対してきた。それは、オリンピック・パラリンピックが
「平和の祭典」などではなく、「排除の祭典」であり、IOC始め五輪貴族、開催都市やその国の政府、スポンサー企業、
開発業者等々、一部の人たちの利益のために、私たち民衆の生活を破壊して、生きることさえ困難にするものだからだ。
コロナ・パンデミックはそのことをより鮮明にした。
「復興五輪」を掲げた東京大会が、コロナを理由に一年延期され、新たに「コロナ克服五輪」の装いで開催強行を目指し、
3月25日には一年遅れで福島Jビレッジから「聖火」リレーがスタートした。「福島」を利用し切り捨てる五輪の政治に
福島の人々は怒り心頭、以後、長野・・・沖縄、広島・・・静岡、神奈川、千葉、茨城、埼玉、東京、「聖火」が訪れる
全国津々浦々で抗議行動が起こっている。「聖火」で祝祭を演出し、盛り上げようと言う目論見は見事に破綻した。
隠し、封じ込めることのできない民衆の怒りに、権力は暴力を対置、7月4日、茨城県警は、水戸市の「聖火」リレーで、
トーチの火に水鉄砲で水をかけようとした人を逮捕、を逮捕、二週間経つ現在も不当な拘留が続いている。
また、開会式予定一週間前の7月16日、武蔵野市で開催された「聖火」点火セレモニーに抗議した一人が「威力業務妨害」で
不当逮捕された。ふたりとも命を蔑ろにして強行する五輪に対して、真っ当な怒りをぶつけただけに過ぎない。
2020東京五輪は、空前絶後の警察官6万人を動員、都庁を訪れたIOCバッハ会長警備には、 自衛隊まで出動させるという物々しさだ。
過剰な警備と不当な弾圧は、無謀な開催を強行するものたちの後ろめたさの証明でもある。
二人に対する見せしめ弾圧に私たちは満腔の怒りを表明する。
「聖火」リレーだけではなく、毎週金曜日の組織委員会前で、札幌・東京の「テスト大会」で、バッハ会長宿泊の高級ホテルに、
バッハの広島訪問に、歓迎レセプションの迎賓館に・・・、新橋で、新国立競技場周辺で、新宿都庁前で・・・、連日抗議行動が起こっている。
民衆に「犠牲」を払わせても五輪を開催するIOCや日本政府に対して、もっともっと大きな怒りが今、爆発寸前なのだ。
私たち反五輪運動の仲間のAさんに対しても、警察による嫌がらせ、執拗な監視・付きまといという人権侵害がずっと継続している。
オリンピック反対の声をあげる人々を抑えこむために、ちょっとした隙を突き、徹底的に嫌がらせをする。理不尽な人権侵害を絶対に許さない!
警察と軍隊に守られなければ五輪はできない。どれだけ弾圧しても「聖火」の現場、五輪会場に、沸き起こる抗議の声は封じ込められない。
権力は肝に銘じよ。不当な弾圧を今すぐやめろ!
茨城県警と警視庁は二人をいますぐ解放しろ!
オリンピック弾圧粉砕!
「聖火」を消せ!オリンピック・パラリンピックを中止しろ!
NO Olympics Anywhere
2021年7月20日
オリンピック災害おことわり連絡会
反五輪の会
Statement: Protest against unjustified arrests of torch relay protesters at Mito and Musashino!
We denounce the suppression of the movements against the Olympic and Paralympic Games! Cancel the Olympics immediately!
We are in the middle of the COVID-19 pandemic, with more than 1,000 COVID-19 new cases every day in Tokyo under the fourth state of emergency.
The Tokyo Olympic and Paralympic Games are slated to start on July 23, under conditions that are truly reckless to play sports. We have been opposing the hosting of the 2020 Tokyo Olympics since long before the start of this pandemic. It’s because the Olympics and Paralympics has been the “Celebration of Exclusion”, rather than the  “Celebration of Peace.” The IOC, the Olympic aristocracy, the host city, its government, corporate sponsors, developers,  and others, are destroying the lives of people and making their lives more difficult for the benefit of a few. The COVID-19 pandemic has made this clearer than ever.
On March 25, after a year of postponement, with its renewed guise of “Recovery from COVID-19”, the torch relay started from Fukushima J Village. The politics of the Olympics only used “Fukushima” for its own benefit and ignored the reality of Fukushima. The people of Fukushima are furious.  Since then, there have been protests in Nagano, Okinawa, Hiroshima, Shizuoka, Kanagawa, Chiba, Ibaraki, Saitama, Tokyo, and many other places across the country where the torch visited. The plan to create a festive atmosphere with the torch has failed miserably.
The anger of the people cannot be hidden or contained. On July 4, the Ibaraki Prefectural Police arrested a person who used a toy water gun to spray water on the torch  at the Mito torch relay. The police are still unjustly detaining the person for two weeks now. Also, on July 16, a week before the scheduled opening ceremony, one person who protested against the torch ceremony in Musashino City was unjustly arrested  for the suspected “forcible obstruction of business”. The both of individuals who were arrested were merely expressing their anger against the Olympics, which are being forced on them while disregarding life.
An unprecedented 60,000 police officers have been mobilized for the 2020 Tokyo Olympics. Even the Self-Defense Forces were mobilized to provide security for the IOC President Bach when he visited the Tokyo Metropolitan Government building. The excessive security and unjustified suppression are the proof of  guilt felt by those who are recklessly forcing the Games. We express our anger at the arrest of the two protesters to set warning.
In addition to the torch relay, there have been daily protests; Every Friday, in front of the Organizing Committee, at the “test games” in Sapporo and Tokyo, at the luxury hotel where Bach is staying, in Hiroshima where Bach visited, at the Geihinkan (State Guest House) where the welcome reception was held, in Shinbashi, around the New National Stadium, in front of the Shinjuku Metropolitan Government Office…. We are on the verge of an explosion with anger against the IOC and the Japanese government for holding the Olympics even at the expense of the people.
A-san, one of our friends in the anti-Olympics movement, is also being harassed by the police, and is being subjected to relentless surveillance, stalking, and other human rights violations. In order to suppress those who speak out against the Olympics, the police are taking advantage of the slightest opportunity to thoroughly harass them. We will never tolerate such unreasonable human rights violations!
The Olympics cannot be held without being protected by the police and military. No amount of suppression can contain the protesting voices at the sites of the torch and at the venues of the Olympics.  The people in power should keep this in mind. Stop this injustice now!
The Ibaraki Prefectural Police and the Tokyo Metropolitan Police Department must release the two persons now!
Shut down the Olympic crackdown!
Extinguish the torch!
Cancel the Olympics and Paralympics!
No Olympics Anywhere
   July 20, 2021

7・16武蔵野「聖火」セレモニー弾圧を許さない! 武蔵野署は今すぐ仲間をかえせ!  救援カンパをお願いします!

 コロナ感染の拡大が深刻化し、新規感染者は増加の一途です。世界でも、
ワクチンが回ってこない地域で感染が深刻化しています。そのような状況
にもかかわらず、私たちの命と生活を犠牲にしてまでも、日本政府、東京
都はオリンピック開催になりふり構わず突き進んでいます。またIOCバッハ
会長は「多少の犠牲を払っても開催する」と豪語しました。
一方で、7月13日に調査会社イプソスが発表した米国やフランスなど28
か国を対象に実施された世論調査によれば、日本では約8割の人たちが、
世界全体でも半数以上の人びとが、パンデミックが終わってないのに東京
オリンピックを開催すべきでないと答えています。また日本全国では様々
な抗議行動が日に日に増えています。
■7・16武蔵野「聖火」 警察犬まで出動した過剰警備のなか逮捕を強行
2021年7月16日には東京オリンピックの「聖火」の点火セレモニーが武
蔵野競技場(武蔵野市)で行われましたが、ここでも人びとは抗議の声を
あげました。会場は警察による過剰な警備によって取り囲まれ、警察犬ま
でが出動する異様な事態のなか、市民は排除されて「聖火」セレモニーは
行われました。警察は一体何を守っているのでしょうか。
そのような中で、「オリンピック中止」を訴え抗議を行った仲間1名が、
過剰警備の警察官によって体を押さえ込まれ、「威力業務妨害」で逮捕さ
れてしまいました。仲間は、この間も、オリンピックをやめろと訴えてき
ました。それは多くの人びとがこれほどまでに「命を犠牲にするオリンピ
ックをやめてほしい」と訴えてきたにもかかわらず、日本政府、東京都、
IOCがなりふりかまわずオリンピックを強行しようとしてきたからです。
■救援カンパを!オリンピックの即時中止を!
仲間は、いま武蔵野署に留置されて「取り調べ」と称した警察の嫌がらせを
受けています。孤独な獄中での闘いには、たくさんの皆さんがこのオリンピ
ック弾圧へ支援を寄せてくださることが何よりの力となります。
弁護士費用、反撃のための救援カンパを寄せてください。救援会が呼びか
ける行動に参加してください。そしてオリンピック中止のための行動をとも
に進めていきましょう!
警察はいますぐ仲間をかえせ!命を犠牲にするオリンピック即刻中止!
2021年7月18日7・16武蔵野「聖火」セレモニー抗議弾圧救援会
連絡先 noolympicgames@gmail.com【救援カンパ振込先】郵便振替00150-8-66752(口座名:三多摩労働者法律センター)
※「7・16弾圧救援カンパ」と通信欄に必ず明記ください。

【救援会の行動にご参加下さい】
7/19 武蔵野署抗議・激励行動 19時 三鷹駅北口出口階段下集合
7/22 「オリンピックやめろ!調布デモ」13:40 @上布田公園(調布駅北口8分)
主催:オリンピックやめろ!吉祥寺デモをやる会

渋谷署の不当な身体捜索・家宅捜索を許さない!!

6月18日(火)朝7時半。「渋谷警察です」。聞き慣れない声が、突然、Cさんのテントに響いた。

Cさんが寝ぼけ眼で外に出ると、立ち並んだ警官が「6月2日の公務執行妨害の件で住居と身体に対する捜索差押令状が出ています」と言った。Cさんがメモをとろうとすると、「それなら見せない」と令状を隠した。
渋谷署・警部補キジオカの指揮は、不当を極めたものだった。
身体捜索令状を一瞬しか示さず、Cさんが「令状の内容を確認できていない」と主張しても、キジオカは「必要ない」の一点張り。家宅捜索令状の対象品目のページに至っては、意図的にすっ飛ばした。キジオカはCさんに指摘され、しぶしぶ該当ページを見せはしたが、それでも内容を確認できる時間は全くなかった。
そもそも被疑者名はBさんになっていたが、Cさんへの捜索とBさんの被疑事実には関連があるとは思えない。
また、Cさんは当然の権利として、家宅捜索の立会人になることを承諾した上で、隣人も含めた複数人での立ち会いを主張した。しかし、キジオカは応じることなく、「排除! 排除!」と怒声をあげ、すでに20名近くに膨れあがった警官の内の数人が、強制的にCさんをテントから引き離した。
捜索令状の当事者である家人が、立会を拒否されるという異様な事態だった。
渋谷署は楯や人壁によってテント周辺を立入禁止にして、「立会人として認めろ」とのCさんの声には全く耳を貸そうとしなかった。1時間以上が経過した頃、いままで見たこともない人物が到着。その立会人と思われる人物ともに1時間30分ほどもテント内外を捜索した。
捜索後、キジオカはCさんに押収品目録を要求されると、「関係ない、終了した」と言い放った。不当な捜索を受けた上に、Cさんは押収された物件すら知らされなかった。
渋谷警察署による今回の身体捜索・家宅捜索は違法の疑いが極めて高く、あきらかな人権侵害だ。到底、容認できるものではない。
オリンピック状況下における一連の弾圧である、不当逮捕に続く不当な捜索を私たちは絶対に許さない。
渋谷署はBさんを即時釈放しろ!
渋谷署はCさんに謝罪し押収品を即時還付しろ!2019年6月19日
6.2渋谷区仮庁舎野宿者排除弾圧救援会

※東京地方裁判所刑事部に対して準抗告(異議)を申し立てました!

第一報!渋谷署がねる会議メンバー宅にひどすぎる家宅捜索!

今朝、6/18早朝にねる会議メンバー宅に渋谷署が大勢で急襲、6.2弾圧でいまだ留置されているBさんの捜査を理由に、令状をチラ見せしただけで身体捜索と家宅捜索を強行しました。当人の立ち会いを「排除!排除!」と拒否、知らない役所の人?がやってきて押収品目録にサイン。目録は当人に渡されていません。おかしすぎる!渋谷署の不当なガサに抗議します!

6.2渋谷区仮庁舎野宿者排除弾圧、2名に勾留延長決定。長期拘束ヤメロ!

6月12日にAさん、13日にBさんに対し、不当にも勾留延長が決定されてしまいました。

Aさんは留置されてから取り調べが一回あっただけで、ただただひたすら閉じ込められています。12日の勾留延長決定を受けて、弁護士が速攻で準抗告を行なったところ、翌13日、東京地裁が勾留延長をいったん取り消し、3日間短縮した勾留延長をあらためて決定。勾留延長取消はなかなかないことで、少し短くはさせましたが、長期勾留が不当であることには変わりません。Bさんは11日、2名の弁護士とともに勾留理由開示公判に臨み、勾留決定のハンコを押した裁判官に直接理由を問いただしました。裁判官はなんら答え(られ)ないばかりか、意見陳述の途中、渋谷署の横暴を暴露しようとしたBさんに退廷命令、暴力的に排除しました。加えて本日の勾留延長決定。裁判所は渋谷区役人・警察・検察のいいなりか?   Bさんは法廷から排除後、放り投げられて、数発蹴りを入れられたそうです。悪意と身の危険を感じます。
弁護士から本日14日、勾留延長の裁判に対する準抗告、そして勾留理由開示公判を受けての勾留取り消し請求を東京地裁に提出。徹底的に闘います。救援会は、2人への打ち続く不当な勾留に強く抗議します。長期拘束ヤメロ!
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※救援会よりお願い
さらなる救援カンパのご支援を!よろしくお願い申し上げます

 渋谷のじれんの口座をお借りします。
 カンパ宛先 : みずほ銀行渋谷支店(普)9095210「のじれん」
       郵便振替口座00160-1-33429「渋谷・野宿者の生活と居住権をかちとる自由連合」
 ※「救援」の旨、明記ください。
 ※「救援」と記載できない場合、振込み金額の末尾が9円になるよう(例「1,009円」)
   にしていただけると大変ありがたいです。お手数おかけします。

靖国神社での抗議行動は正当だ! 東京地裁は直ちに2名の勾留を解け! 公判闘争を支援しよう!靖国神社での抗議行動は正当だ! 東京地裁は直ちに2名の勾留を解け! 公判闘争を支援しよう!

2018年12月12日、靖国神社外苑で、2人の香港人の男女が「建造物侵入」の容疑で逮捕された。
男性は、「南京大虐殺を忘れるな 日本の虐殺の責任を追及する」と書かれた横断幕を広げ、日本軍国主義、南京大虐殺、靖国神社A級戦犯合祀に対する批判のアピールを行った。女性は、男性の抗議行動をビデオで撮影していた。抗議を開始してまもなく、靖国神社の神門付近にいた守衛がやめるように言ってきたので、男性が立ち去ろうとしたところ、複数の守衛が2人を取り押さえ、警視庁に引き渡した。
2人はそのまま逮捕・勾留され、さらには12月26日に起訴されてしまった。その身柄は今なお警察署の「代用監獄」に留め置かれている。1月15日の弁護団による保釈申請に対しても裁判所はこれを却下。2人はすでに1ヶ月以上も勾留され続けているのだ。
「人質司法」といわれる日本の刑事司法のありかたは、内外から多くの批判を浴びている。今回2人は、「正当な理由なく靖国神社の敷地内に侵入した」建造物侵入という罪状で起訴された。だが、外苑は誰でも自由に出入りできる場所だ。仮に有罪となったとしても微罪であるのに、今回2人に対して加えられている逮捕、起訴、長期勾留という事態は、まさにアジアの人びとが、靖国神社において公然と抗議行動をおこなったことに対する「見せしめ弾圧」であったと言わざるを得ない。この強硬な姿勢が、安倍政権においてより顕著になっている歴史修正主義、国家主義の強権的姿勢と無関係であるはずがない。
抗議のアピールが行われた12月12日という日付は、1937年12月13日の日本軍による「南京陥落」の前日である。この日を前後しておこった、日本軍による膨大な中国市民の虐殺=「南京大虐殺」の歴史的事実を、日本の右派および右翼政治家は一貫して矮小化し、実質的に否定しようとしてきた。また香港は、アジア・太平洋戦争のさなか、3年8ヶ月にわたって、日本の軍政下に置かれた地である。日本政府は、戦後一貫して侵略戦争被害者への謝罪も補償もしないばかりか、歴史的事実を転倒させ、東アジアの平和を求める動きに逆行し続けてきた。このような日本政府のあり方を、中国やアジアの民衆が強く糾弾するのはまったく当然のことである。男性は、歴史問題に関する自らの意思の表現として、この象徴的な場所で抗議行動を行ったのだ。それが靖国神社に立ち入った「正当な理由」でなくて何であろうか。
また、逮捕された女性は、市民記者として、男性の抗議行動を記録していた。それが、男性と共謀の上「侵入」したとして罪に問われたのである。これは明らかに、報道の自由に対する不当な介入でもあると言わなければならない。
私たちは、この日本社会に暮らすものとして、彼らの行為が提起したことの意味を受け止めながら、剥奪され続けている2人の人権を回復し、彼らを被告人として3月から開始される裁判闘争を、香港の友人たちとともに支えていきたいと考える。
本事件に関する注目と司法権力への監視を。3月公判への傍聴支援を。そして2人の裁判闘争を支えていくためのあらゆる支援とカンパを訴えます。

(2019年1月21日)

12.12靖国抗議見せしめ弾圧を許さない会
〒105-0004 東京都港区新橋2-8-16 石田ビル5階 救援連絡センター気付
mail: miseshime@protonmail.com
振替口座:現在口座開設準備中
*暫定措置として、「12・12靖国抗議弾圧救援」と指定のうえ、救援連絡センターに送金してくださって大丈夫です。
郵便振替 00100-3-105440 救援連絡センター

★ 法廷期日:3月7日(木)10:00〜、3月19日(火)10:00〜
ともに、東京地裁429号法廷

「オウム事件」死刑囚たちの大量執行を弾劾する!!

 法務省は、7月6日午前に「事件」当時オウム真理教メンバーの確定死刑囚七人の死刑執行をしたことを明らかにした。麻原彰晃こと松本智津夫さん、早川紀代秀さん、井上嘉浩さん、新実智光さん、土谷正実さん、中川智正さん、遠藤誠一さんの計7名の死刑を執行した。強く弾劾する!

【人民新聞弾圧】12.11編集長が詐欺罪で不当起訴!今すぐ解放せよ! 12.8検察申し入れ・記者会見・勾留理由開示公判・大集会を開催

●公安検事・福居幸一へ釈放要求
 12月8日13時より、編集長の起訴か釈放かを決める神戸地方検察庁・福居幸一検事に対して申し入れが行われた。集まった市民に対し、地検職員および兵庫県警が「申し入れを行う3名以外は庁舎内に入れない」と主張し、締め出しを行った。
 寒空の下、申し入れに同行した人々がロビーで待たせてほしいというだけの話なのにもかかわらず、多数の警察官が入り口を封鎖し通行を妨害した。トイレを借りに建物に入った参加者に対し、職員がトイレの前まで後を付けるなど、信じがたい行為も行われた。警察官の中には家宅捜索に参加したものもおり、抗議の声が飛ぶと姿を消した。申し入れでは「起訴はゆるさない、もし起訴されるようなら全国・全世界から非難が殺到するだろう」との声とともに約400名の賛同署名を提出した。
●拍手と怒号の開示公判
 続けて14時から、隣の神戸地裁にて「勾留理由開示公判が行われた。日本の現状においては検察が出した勾留請求を裁判所がそのまま認めるケースがほとんどである。よっていったん逮捕されれば被疑者は最大23日間にわたり警察署に監禁され、連日取り調べを強要されることから、冤罪・人権侵害の温床であるとして国際的にも批判を浴びている。こうした状況において、裁判所が行った勾留決定の理由を公の場で問い、勾留されている本人も意見を述べるという、せめてもの対抗手段が勾留理由開示公判である。
 大法廷には数十名の傍聴者が各地から続々と集い、直前に行われた神戸地検に対する抗議申し入れの参加者も合流した。静まり返った法廷のなか、係員に付き添われてY編集長が入廷すると大きな拍手が沸き起こり、編集長は手錠をかけられた両手をかかげてこれにこたえた。
 公判では、勾留決定を行った毛受裕介裁判官が検察の言い分をそのまま繰り返し、「罪証隠滅のおそれ」「逃亡のおそれ」などがあることから勾留を認める、と述べた。「具体的にどのようなおそれがあるのか?」と追及する弁護士の質問に対しても、「答える必要はない」の一点張りをくりかえした。傍聴席から怒りの声が相次ぐと、毛受裁判官は退廷警告を乱発し、1名の傍聴者を係員に引きずらせて退廷させるに及んだ。こうした態度に対し、弁護士からも「裁判官の職責を放棄しており、あまりひどい」との抗議が行われた。
 続いて弁護士からの意見陳述が行われた。被疑事実である自分名義のキャッシュカードを他人に使わせる行為は、市民が日常的に行っていることであり、実質的な被害などないこと、資料・PC・携帯などあらゆるものをすでに押収されているのに、罪証隠滅など不可能であること、職場である人民新聞社を放棄して逃亡するわけなどないこと、勾留によって業務に損害が出ていることが述べられた。在宅捜査で十分であり、勾留の必要などないにもかかわらず身柄を拘束していることは、政府に物を言う存在である新聞社に対する弾圧であり、虚偽の自白の獲得を目的とする憲法違反の行為であると締めくくり、同意の拍手が鳴り響いた。
 次に編集長からの意見陳述が行われた(詳細は2面の参照を)。勾留生活中に新聞の新企画の着想も続々と得られ、職場復帰する準備は万全である、と元気いっぱいに述べた。被害者不在の「犯罪」で勾留をつづける合理的理由などない、と締めくくり、万雷の拍手のなか陳述を終えた。いずれの側に道理があるのか、だれが聞いても明白であるような公判であった。
●抗議大集会に100人結集、多彩な連帯発言
 そして大阪へ戻り、19時から天満橋ドーンセンターで「人民新聞弾圧への緊急抗議集会」を開催した。緊急の呼びかけにも関わらず、会場は立ち見での参加者が出るほどの盛況で、約100名が集結した。本紙編集部による経過説明をはじめ、同日に不当捜査を受けた「オリオンの会」(東京都内)の声明を共有した。
 このかんの関西での不当逮捕・弾圧の当事者として、星川洋史さん(京都Xバンドレーダー「白バス弾圧」)や藤原俊秀さん(エル大阪借用弾圧)、下地真樹さん(関西大弾圧)、大谷隆夫さん(釜ヶ崎選挙権弾圧)が本件弾圧と自らの不当逮捕・弾圧の経験を交えて発言した。また、趙博さん(浪速の唄う巨人・パギやん)や弘川欣絵さん(弁護士)、浅野健一さん(同志社大学教員)、山下けいきさん(茨木市議)、戸田ひさよし(門真市議)、高木りゅうた(高槻市議)さんらも本件の不当逮捕について発言した。多くの執筆者も集まり、東京から文化欄の連載を始めた雪森ゆかりさんも駆けつけ、「生きづらさの問題を扱う人民新聞を大事にしたい」と発言した。実に多彩な人々が、新聞社弾圧に抗議していることが実感できる集会となった。
●不当起訴を絶対に許さない。12/27夜に神戸地検へ
 しかし編集長は11日午後、神戸地検により「詐欺罪」で起訴された。公安警察の言論弾圧・人権侵害を、われわれは怒りを持って弾劾する。引き続き、即時保釈をもとめて全力で救援活動を展開する。さっそく12月12日、不当起訴した神戸地検に対する緊急抗議および身柄勾留中の兵庫県警生田署に対する抗議・本人への激励行動が取り組まれた。地検前には約20名、生田署前にはきつい冷え込みのなか約40名が集まり、まず表側で弾圧の不当性に対して怒りのアピールを行った。そののち、勾留中の部屋に面している警察署裏手へ回り、順番にマイクを回して編集長への激励を行った。
 今後はすぐに保釈請求を行う。そして12月27日18時に神戸地検前に集合し、起訴に抗議し保釈を求める(神戸駅徒歩5分)。その後編集長がまだ生田署にいれば生田署へ、神戸拘置所へ移されていたら拘置所へ激励に行く。ぜひ多くの参加をお願いします。(編集部)
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12月8日に神戸地裁で行われた勾留理由開示公判での
山田編集長の陳述書(要約)
詐欺罪は成立しない
今回の私に対する詐欺の容疑による、逮捕勾留は不当かつ違法です。その理由を以下陳述します。
 今回の事件は、私が他人に銀行口座を利用させる目的で開設し、キャッシュカードを騙し取ったとされるものです。しかし、私は新生銀行の口座をそのような目的で開設したものではありません。他人に銀行口座を利用させる目的がなかったのですから、詐欺罪は成立せず逮捕勾留は違法です。
 私が開設した新生銀行口座は、当初から現在に至るまで、完全に私の管理下にあります。検察が主張する第三者に利用させる目的で口座を開設したとの容疑は事実に反しています。暗証番号・パスフレーズは長く設定し、定期的に変更しなければ使えなくなります。このパスフレーズの変更者こそが口座の管理者と断定して差しつかえありません。私は定期的にこのパスフレーズを変更し、残高、取引状況を確認し続けてきました。私が同口座の管理者であることは疑う余地がなく、「第三者に利用させる」目的で口座を開設したとの検察の主張は、全く事実に反しています。
今回の逮捕勾留は、公安調査のために行われたもの
 警察は私の供述以外の客観的証拠の収集を逮捕前に終えています。警察の私に対する取調でわかったことの一つは、今回の事件の捜査が少なくとも6月22日以前に始まっていたことです。担当刑事が私に示した「銀行口座の取引状態」を見ると、生田警察署は、私が別に持っている三菱UFJ銀行の口座に対し、6月22日に照会要請をしています。
 つまり、警察・検察は6月22日以前に、実際にはずっと以前に捜査は開始され、周到な調査と準備を行ったうえで、11月21日、総勢数十人の警察官を動員した大規模なガサイレ・逮捕を敢行したのです。
 私から新生銀行の口座開設に至る事実関係を調べるためではなく、「オリオンの会」の実態解明こそが主目的であり、調査の為の逮捕・勾留なのです。
 それが証拠に、警察と検察の取調では、「オリオンの会」の目的・参加メンバー、設立の経過について、くり返し質問しています。詐欺事件は口実に過ぎず、捜査当局は、当該口座が完全に私の管理下にあることを百も承知でその事実を隠し逮捕状を請求したのです。こうした政治警察的捜査手法がまかり通り、闊歩する社会は、極めて危険と言えます。
公安警察が5年も前から情報を握りながら放置していた事案
 私が預金口座を開設し、レバノンで、その口座から預金が引き出されるようになったのは5年前のことです。またその口座に5年も前からお金を振込んでいたオリオンの会がどういう会であるかは公知の事実です。公安警察が5年間もこれらの事実を見逃していたとは到底考えられません。情報を掴みながら長期間放置していたのは、本件が逮捕勾留して取り調べなければならない程、違法性の高い事件ではなかったからに他なりません。実質的な被害がないのですから刑罰をもって臨む必要性は全くないことを十分に承知していたに相違ありません。
証拠隠滅、逃亡の必要性も可能性もない
 被疑事実の核心部分はキャッシュカードであり、出入金記録です。キャッシュカードは、自宅と新聞社のガサイレで発見されていません。仮に私がこのキャッシュカードをどこかに隠し持っていたとして、これを隠滅するでしようか?「第三者が使っていた」ことが犯罪とされているのだから、 私はむしろ「ここにあります」と提出すれば、私は無罪に裏付けるからです。キャッシュカードの隠滅は、自ら有利な証拠を失うことになるのですから、あり得ません。
 出入金記録については、警察・検察が詳細を調査しつくしており隠滅はあり得ません、正直なところ、私には、何を隠滅するのか?全く見当もつきません。
 私の逃亡のおそれを考えることは、笑止千万です。私は、今回の不当な逮捕と全面的に争うつもりですし、人民新聞編集長としての重い責任があります。これまで築いてきた友人・知人関係も含めてこれらを全て、捨て去る選択肢などあり得ません。逃亡の可能性はゼロです。
勾留を続ける合理的な理由はどこにもなく、釈放すべきだ
 私には逮捕勾留の根幹をなす詐欺の事実はなく、罪証隠滅のおそれも逃亡のおそれもありません。実質的な被害者のいない本件では逮捕勾留までする必要性は全くありません。勾留要件がなく私は速やかに釈放されるべきです。
 私は警察・検察の捜査に協力する気は全くありません。これまでどおり、正当な権利として認められている黙秘権を行使し続けます。つまり勾留による捜査の進展は絶対にあり得ません。
私の事件は実質的な被害者がいない「詐欺容疑」です。逮捕そのものが不当であり、勾留を続ける合理的な理由はどこにもありません。1日も早く放免すべきです。