10・21 またもや尾行を摘発!ポリ公と排外主義者は結託している!  張本 効

杉並警察署の警備課による張り込みから一年半、恥ずかしくもまたもや革命的警戒心の衰えが露見した。
解散闘争の失敗…というより、呑気に飲んでいただけなのだ。
今回参加したのは、10月21日に行われた在特会のデモへの対抗アクション。
約5年前と比べると隔世の感ではあるが、街頭での極端な排外主義がスプリングボードとなり、制度的レイシズムが温存されるどころか強化されるという漁夫の利的構造は今日の入管政策を見れば明らかである。
戦略もなく反射的に”日韓断交”を掲げる在特会の姿は、安倍の無策な対DPRK外交と表裏であり、実際に政権が直接関知できない事案のための別動隊なのだが、各地での動員は明らかに目減りしていて、今回は十数人と目視で確認できるほどだ。
対抗するいわゆる「カウンター」も専ら諸個人の結集で、そのありようも情勢の変化を正確に反映しているが、警察だけは相変らず多い。
法律や条例ができても、警察は排外主義者を取り締まらない。なぜか。それは、ポリ公自体が国家意思に貫かれたレイシストだからである。
社会的に包囲して拝外主義者を孤立させるという戦略からすれば、権力とどう「折り合い」をつけるかということになるのだろうが、ブルジョア民主主義を求める限りは排除の線引きが変わるだけだ。
このような情勢のもとに、今回の尾行事件は起きた。

わたしたちは行動後に適当な飲み屋に入り、ああでもないこうでもないと酒席を楽しんでいたのだが、2時間ぐらい飲んでもまだ明るく、二次会に行くことにした。
少なくとも、この二軒目には尾行の刑事が店内にまで入ってきていたのだった。
呑気に二次会を楽しんでいたわたしたちはここでも2時間ほど飲み、さすがにそろそろと店を出て帰路につこうとした、その時だった。
「今出てきたあいつ怪しくない?こっち見ながらウロチョロしているよ。右翼なんじゃないの?」
どれどれと見てみると、確かに怪しい。普通、人は目的地に向かって歩く。まったくあてのない散歩というのも、なかなか難しいものだ。
なぜ気付いたかと言えば、わたしたちが立ち話をしていたからなのだが、自販機で飲み物を買うふりをしたり、おもむろに地面にカバンを広げて何かを探しているふりをしたり、つぶれたふりして路肩にうずくまっていたりと極めて挙動が不自然なのである。
うずくまった尾行者を携帯のカメラで撮りまくる。反応があるまで撮りまくる。すると、止まないシャッター音に反応して、赤信号を渡って逃げる。
わたしは奴を道交法の現行犯で私人逮捕することに決めた!
尾行者は少し北に歩き、また横断歩道を渡り、ついには走り始めたが、走り込みで鍛えた私の足にはかなわなかった。
その後の顛末は『救援』17年4月号拙文とほぼ同様で、尾行者は通りすがりだと言い張り、その後パトカーがきて、こちらは先手必勝で「つきまとわれている→つきまとっているのは警察官→違法な警察活動をしている」と主張する、という流れである。その途中で「通りすがりの酔っぱらいだ」といって絡んできた輩がいたが、こいつはペアで尾行してきた刑事なのではないかと思っている。
「通りすがりの酔っぱらい」は臨場した警察官=杉並署員にあれこれ話しているふうであったが、そのうちいなくなった。
わたしは、「警察官である以上は、氏名・階級・証票番号、そして警察活動が適法である理由を明らかにしなければなならない、尾行者が自主的に名乗らないなら照会せよ」と要求する。
尾行者は自らの氏名を名乗ったようだが、杉並署員は無線の照会では犯歴しかわらからないので警察官かどうかはわからないという。
「私の勘違いなのであれば謝らなくてはならないので、警察官による尾行でないことをはっきりとさせなくてはならないから、杉並署でしかるべき手続きで確認せよ」と要求するも、確認中だから待ってくれと、延々と待たされる。
日もまたいだ。通りすがりなのであれば、明日も仕事があったりもするだろう。しかし帰ってはないという。「本部に確認している」とポロリと漏らす杉並署員。これはビンゴだなと思う。
「この数時間、なんでこんなに時間がかかっているのか、どういう進捗なのか。差し支えない範囲でもかまわないので、説明してくれ。それが筋なんじゃないのか」と問うも、パトカーで来た警察官も、あとから駆け付けた宿直の刑事課もひたすらだんまりだ。「本部」からの連絡がなく放置されているのか、到底説明できる内容ではないのか、のいずれかであろう。
最終的には、杉並署に向かい、ロビーで待つことにした。
4時頃に杉並署に到着したのだが、その30分ぐらいして、一人の私服刑事が現れた。
那須周、警部、証票番号981350。
部と課は「捜査に支障がある」というお決まりの答弁で答えなかったが、警視庁本庁から来たことは認めた。ほぼ100%公安デカだろう。
那須は、尾行者が警察官であり部下であること、尾行していたことは間違いないと認めた。
しかし、尾行については、「詳細には確認していないが、適法に活動するよう指示しているので、適法である」という同語反復。なんたる詭弁!
そもそも、捜査の対象なのか?具体的に犯罪との関わりがないところで、無制限に尾行が許されるわけがない。適法であるためには厳しい要件が課されているはずだ。
「尾行が適法ならば、私が尾行者を咎めたことが公務執行妨害の現行犯になるんじゃないのか?」と問うと、詳細に確認してみないと何とも言えない、と。
「今回の件は、上司の私が対応します。訴訟なら広報課に連絡をしてほしい、逃げも隠れもしない」という。
逃げも隠れもしないなら、尾行者を連れてきて、身元を明らかにして、一連の事実関係を説明させて、謝罪させるべきなんじゃないのか。
ちゃんちゃらおかしい。ほぼ朝まで待たされてそれだけかよ…
「あなたの所属する部と課と、部下の氏名・階級・証票番号・所属する部と課を明らかにすれば、今日のところは帰る」と伝えると、確認するので待ってくれと那須。
結局、1時間待たされてゼロ回答であった。長い時間待たせてしまったことは申し訳ないと思わないのかと聞くと、しぶしぶ頷く。お前は地蔵かよ!
この日は、グッタリしながら家路についた。 よし、今日は夕方から迎え酒だ!

階級闘争と革命によって差別は解消するという序列的理解が公式的な共産主義者の見解だが、抑圧は常に複合的でものであり切り分けることができない。
資本主義の発展には生産手段と労働力商品の分離のみならず、略奪による本源的蓄積があってはじめて可能となる。
とすれば、被抑圧民族にとって、天皇制と闘い、レイシストと闘い、入管体制と闘うことが、まさに階級闘争となるのである。
その一端として、無法な尾行攻撃を許さず、排外主義者と警察の結託を粉砕する。追って反撃戦の狼煙があがるだろう、刮目せよ!

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2018-11-07 PM-16:04

人民新聞社、「山田洋一さんを支援する会」から、 不当逮捕の控訴審と、ガサの国賠訴訟の初公判・賛同の呼びかけです。

★編集長・山田洋一さん不当逮捕・控訴審の初公判決定!

11月13日(火)15時~大阪地裁201大法廷(終了後報告会 )

★新聞社家宅捜索の国賠訴訟の初公判決定
11月28日(水)10時~大阪地裁202大法廷(終了後報告会)
ぜひ多くのご参加をお願いします!

昨年11月の山田編集長不当逮捕は、3カ月もの不当勾留を経て、今年7月に神戸地裁は
「懲役1年、執行猶予三年」の不当判決を下しました。誰でも行いうる通常の行為を恣意的に弾圧する「詐欺罪」の拡大であり、許されません。
「山田洋一さんを支援する会」と弁護団は9月20日に控訴趣意書を提出し、闘いは大阪高裁での控訴審に入りました。早ければ11月下旬にも第1回控訴審が開かれる見込みです。

また新聞社への家宅捜索に対し、新聞社が原告となり兵庫県警への国家賠償請求訴訟を9月18日に提訴しました。パソコン・名簿など仕事道具押収による損害や名誉の毀損を問います。
大川一夫弁護士を筆頭に、午後には大阪地裁記者クラブで会見も行いました。編集長や編集部員が、いまだに名簿を返さない県警や神戸地検を批判し、いかに暴力的な家宅捜索だったかも告発。若手記者たちの関心は高く、共同通信=京都新聞で報道されました。
記事:https://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20180918000155
記者会見の映像:http://twitcasting.tv/jg9u08w8wjtjt/movie/493959535

弾圧以降、みなさまのご支援で読者は100名以上増加しました。新聞社は現在、専従体制と協力者を拡充させながら、月1回の拡大編集会議、文化欄会議、東京での会議などを行っています。左翼媒体がのきなみ縮小や廃刊を強いられるなか、新たな試みを続けられるのは、ひとえにご支援のお陰です。安倍政権の暴政が強まる中、対抗言論の火を消してはならないと思い、行動する人々が増えているからだと思います。
警察は「関生連帯労組」の委員長をはじめ26人も不当逮捕し、組合の正当な争議を暴力団扱いし、壊滅させるような弾圧をしています。本紙も断固抗議します。全てを連帯してはね返すため、みなさまに以下、お願いします。

★賛同願い
控訴審と国賠訴訟への賛同をお願いします。それぞれの趣意書を末尾に掲載しました。
個人・団体名と所属を people (at) jimmin.com までメールでお送りください。
逮捕時の500名近くもの賛同者一覧:https://jimmin.com/2017/11/22/protest-to-arrest-and-raid/

★縮刷版DVD完成、お買い求め下さい
人民新聞は今年で創刊50周年です。1968年から2016年末までの1600号分の紙面を全て
掲載した縮刷版DVDを作りました!高機能検索機能つきで、「沖縄」「原発」などのキーワードを入れれば関連する過去の記事全てが表示されます。1200号以降はテキストつきです。値段は5万円です。日本の社会運動の歴史をひも解くために、そして本紙支援のために、ぜひともお買い求め下さい。
購入は 人民新聞社:072-697-8566 people@jimmin.com に「DVD購入希望」と
ご連絡下さい。

★国賠訴訟の訴状要約

訴状
大阪地方裁判所 御中

請求の趣旨:被告は、原告に対し金297万1260円を支払え

被告 兵庫県知事 井戸敏三
原告 株式会社人民新聞代表者代表取締役 山田洋一

請求理由の要旨:
2017年11月21日午前7時頃、訴外山田洋一は、尼崎市の自宅において兵庫県警に逮捕された。「第三者に利用させる意図であるのに」「自ら利用するかのように装って」金融機関からキャッシュカードの交付をうけたという「詐欺」である。
その詐欺容疑の捜査の捜索が、前同日、午前9時頃、訴外山田洋一の勤める原告人民新聞に対して行われ、別紙の目録の物件が押収された

違法性:
①本件の捜索、押収が、原告人民新聞になされたということ自体が違法である。
なぜなら、山田洋一のプライベートエリアを捜索、押収するだけならともかく、仕事先はプライベートエリアではなく、被疑事実とは何ら関係ない。いってみれば、読売新聞社の社員が逮捕されたときに、読売新聞社を捜索、押収するようなものであり、これが違法であることは自明である。
山田洋一に対する詐欺容疑の争点も限られている。つまり被疑者=山田は「第三者の利用は説明している」と否認しており、争点は、金融機関に「説明しているか、していないか」だけであり、勤務先である人民新聞に対して捜索、押収する理由はどこにもない。
しかも、必要性、関連性のないものまで広範囲に捜索・押収している。
新聞社の管理するデスクトップパソコン、ネットワークHDD、その他電子機器類を、それも全て押収するというのは、証拠としての価値、重要性に比し、被差押者の不利益の程度が大きく、必要性は認められない。特に「(人民新聞の)編集体制の立て直し」等記載のメモや「総合編集会議発足総会」等記載のメモ、「名簿用」記載のUSBは、被疑事実との関連性がない。
これは捜索・押収の目的を逸脱して「証拠漁り」ともいうべき探索的な捜索差押えとして行われたものである。

②長期間の押収
さらに押収は、公判における立証活動に使用されることを予定している。したがって検察官が証拠請求した証拠以外の証拠については、公訴を提起した2017年12月11日以降、留置の必要がなく、還付しなければならない。
にもかかわらず、検察官はこれを長期にわたり留置し続けたのであり、その違法は明らかである。
今回の捜索、押収は、政府批判をくり広げる原告並びにその支持者への規制である。

結語

よって、国家賠償法に基づく損害賠償請求として、金297万1260円並びに本訴状送達の翌日から支払い済みまで年5分の割合による金員の支払いを求める

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★控訴趣意書の要約

9月20日に控訴趣意書を提出しました。控訴審の開始はもう少し先になりますが、一審判決の要点と控訴趣意書での争点と主張の要約を皆さんにお知らせしたいと思います。

1 一審判決の根拠
少し長くなりますが、1審判決では、「新生銀行発行のキャシュカードを名義人以外の第三者に利用させることを禁止しているところ、キャシュカードの名義人が、同人の配偶者や同居の親族等に一時的にカードを渡して出金してもらうことが前期規定に反しないとされる場合があるかどうかは措くとしても(注1)、少なくとも、キャシュカードの名義人以外の者が、長期間にわたりそのキャシュカードを手元に置いたまま出金を繰り返すことは(注2)、たとえ、名義人が口座のパスフレーズ等を管理していたり、名義人の意を受けていたりしたとしても、第三者がキャシュカードを利用していることにほかならず(注3)、銀行口座利用者の本人確認を厳格にすることにより銀行口座が犯罪などに悪用されることを防止するという前期規定の趣旨に照らし、前期規定に反する利用方法であることは明らかである。したがって、被告人が、キャシュカードをそのような方法で前記支援者に使用させる意図をもって、新生銀行の口座開設及びキャシュカードの交付を申し込んだ以上、被告人には、キャシュカードを第三者に使用させる目的があったというべきであり、そのことを秘して口座を開設し(注4)、キャシュカードの交付を受けるなどした被告人の行為は詐欺罪を構成し…」という事を根拠に有罪としました。

2 控訴の争点として、
本件の争点は「山田さんが自己名義の総合口座開設に伴って交付されるキャシュカードを第三者に利用させる意図があったか否か、である」と弁護人は考える。一審では「山田さんが本件キャシュカードを送った支援者は自身の使者又は代理人であり、第三者ではないから、山田さんは本件キャシュカードを第三者に利用させる意図はなく、よって無罪であると主張しているのである。」との主張に対して、上記のような理由をもって有罪にした事であり、これを争うことになります。

まず、原審判決の誤りとして
(1)「キャシュカードを所持しそれを使用していた使用期間が「長期なのか短期なのか」などは、検察官も弁護人も主張していない。ましてや、カードの所持が短期か長期かが、第三者であるのかそうでないのかなどの基準や法理も存在していない。」更に、「同人の配偶者や同居の親族等に一時的にカードを渡して出金してもらうことが前期規定に反しないとされる場合があるかどうかは措くとして」などとその判断根拠も示そうとしていない。(注1、注2)

(2)「名義人以外の者がキャシュカードを所持していた期間の長短によって第三者に該当するかどうかを判断しようとするものは、第三者の判断基準になりえない。長期間にわたって名義人以外の者にキャシュカードを所持させるという事は、社会的にありふれたことである。例えば、会社名義のカードを所持し使用しているのは、その会社の経理担当者であり、いうまでもなく名義人ではない。弁護士は、例外なく自己名義の預かり金口座を持ち、キャシュカードを発行している。しかし、そのキャシュカードを現実に所持し使用しているのは、その弁護士の事務員である。
裁判所も、例えば修習貸与金の振り込み名義人は「サイコウサイ」と表示される通り、最高裁名義の口座を持ちキャシュカードを発行しているであろうが、その所持は及び使用は長期間にわたり、出納課の職員である。以上のように、長期間にわたって名義人以外の者にキャシュカードを所持させることは、この社会ではありふれたことであり、株式会社や弁護士、裁判所が詐欺罪に問われることはない。.」

(3)「名義人以外の者がキャシュカードを所持していた期間が長期に当たるかどうかは、キャシュカード発行時点で決まっていないことが多い。信頼関係が長く続けば長期間にわたるであろうし、信頼関係が破綻すれば短期間で終わる。結果的に長期間にわたったからと言って、事後的にキャシュカード発行が詐欺罪になるというのはおかしい。」

(4)「山田さんがキャシュカードを送ったのは支援者であって第三者ではない。(ア)原審は支援者を山田さんの使者又は代理人ではないと認定していない。そうすると、支援者は山田さんの使者又は代理人であることを前提とすることになる。(イ)改めて本件争点を確認すると、山田さんが自己のキャシュカードを第三者に利用させる意図であったか否かであるが、そうすると、第三者とは誰かが問題になる。この問題に答えずして、山田さんを詐欺罪として有罪にすることはできない。」

(5)「第三者とは誰かについて、最高裁も明確にしていない。最高裁判例の事案については、他人に譲渡する目的で交付されたものであり、まったくの別人格の第三者が使用していたものである。しかし山田さんの場合は、全くの別人格と言えず、支援者であり、山田さんの使者又は代理人であり、第三者とは言えない。これは法曹界の共通理解であり、通常一般人の共通理解でもある。山田さんがキャシュカードを送った支援者は第三者ではない。」

(6)「本件には実質的な違法性は存在しない。銀行口座が犯罪などに悪用されたこともその抽象的危険が生じたわけでもない。検察官もそのような主張も立証もしていない。原審でも「本件については、本件口座や本件キャシュカードが、被告人が言うような目的以外に用いられた形跡は認められない」と認定している。

(7)山田さんの行為によって、刑法的観点からみて許されざる結果が生じたわけではない。また、レバノン在住の邦人に必要な医療費や生活費の支援という目的のために、使者又は代理人たる現地支援者が使用するキャシュカードを発行するということは、その目的からして正当であるし、我が国の日常にありふれたごく普通の行為であり、社会的通念上相当である。...実質的な違法性は存在しない。」

(8)以上により、山田さんの行為には詐欺罪は成立せず、無罪である。以上です。

2018-10-11 PM-15:56

警視庁湾岸署による 取調べ拒否通告者に対する取調室への強制連行、点検拒否への懲罰攻撃に抗議する!

本年6月6日に「公務執行妨害」で丸の内署に逮捕され、湾岸署に勾留された、湾岸署794番さんへの不当な処遇について厳重に抗議する。
ひとつは、取調べを拒否している湾岸署794番さんを居房から暴力的に引っ張り出して、取調室に連れ出したことだ。
逮捕翌日の6月7日午後、取調べの呼び出しがあり、794番さんは、留置係に「取調べ拒否」を伝えた。しかし、留置係は「だめだ、出す」といい、「いや、拒否だ」と押し問答になったが、最終的には房内に踏み込んできた。そして、留置係が両脇を抱えて取調室に連行した。
これは、警視庁管内における取調拒否者へのはじめての強制連行である。警察の取調べの時には、留置場で「拒否」を伝えれば、出されることはなかった。2013年6月、原宿署において、取調べ拒否者の居房内に看守が入ってきて、取調べに応じるように「説得する」事態があったことに関して、弁護士が抗議したところ、留置係は「手足をつかんで取調室まで連れて行くことはできないことは、座学教養で教育されている」と返答している。しかし、湾岸署は今回、房内に踏み込んで、腕をつかんでまで連行していった。
ふたつめは、留置場での懲罰に関してである。
794番さんは、逮捕・勾留への抗議として点検拒否をおこなった。逮捕翌日7日の朝、点検を拒否したところ、別室に連れて行かれ、「説得に応じなければ懲罰にするしかない」(留置係係長)と脅しをかけてきた。これ以降も、釈放まで点検拒否を続けたが、これに対して、「応じないなら飯なしだ」とどう喝し、留置係が房内に入ってきて「なめるなよ」などとヤクザまがいの脅しをかけてきた。そして実際に懲罰が策動された。
13日に「反則行為に対する弁明の機会の通知」というものが渡された。ひとつは、新入検査時における拒否(身長・体重・問診など)と、点検拒否。ふたつめは、自分の本を同房者に見せたこと。これが、懲罰の理由とされた。
結局、6月16日に釈放となり、懲罰は執行されなかったが、とりわけ、点検拒否を理由とした留置場での懲罰など前代未聞である。
あれこれ「規則違反」をあげつらって懲罰をおこなっているが、抗議の点検拒否をさらに罰しようとすることを許さない。留置場での「保護房」叩き込みの激増とあわせ、被逮捕者に対する恫喝・管理・統制が強まっていることに抗議する。
以上、湾岸署による取調べ拒否者の強引な居房からの連れ出し、留置場での懲罰に抗議する。
2017年 12月9日
警視庁湾岸署署長殿
警視庁警視総監殿
救援連絡センター

2018-01-12 PM-15:07

仙台保護観察所に抗議する  

宮城刑務所での受刑中に看守から虐待を受け、持病の後縦靱帯骨化症を急激に悪化させられた平田三男さんは、宮城刑務所と国を相手どって国家賠償裁判を起こした。
2017年11月5日に平田三男さんは宮城刑務所から満期出所した。
しかし、出所10日前の10月26日に、法務省管轄下の保護観察所の職員2名(渋谷省吾と渋谷の上司の女性)が平田さんの居房を「出獄後の調整のため」として尋ねてきた。
その場で保護観察所の職員2名は、「平田が入院できる病院は仙台市にはない。仙台市の主だった病院に連絡して、平田は救援連絡センターが支援して国賠をやっていると伝えた。主だった病院は救援連絡センターと手を切れば入院は受け入れると言っている」「平田が介護施設に入居するのもすべて国賠をやめて救援連絡センターと手を切れば介護施設は受け入れると言っている。国賠をやめて、救援連絡センターと手を切ってはどうか」「平田が希望しているバリアフリーの民間住宅は国賠をやめ、救援連絡センターと手を切れば入居は受け入れる」「民間の住宅で空いているところがあるが、保証人が必要だ。救援連絡センターと養子の方に観察所から連絡したが、保証人にはならないと言った。平田が入居できる住宅は仙台市内にはない。実家のある栃木県に帰った方がいい。栃木なら保護観察所が連絡して病院にも入院できるようにする。介護施設でも民間住宅でも入居できるように手配する。交通費は観察所が全額負担する」と言った。
平田さんは「国賠を妨害し圧力をかけて、脅迫するのか、救援連絡センターとは絶対に手を切らない。国賠訴訟はたとえホームレスをやっても絶対に取り下げない。死んでも宮城刑務所を許さない」と言って、職員の脅迫とも言える説得を拒否した。
2人は「もう面接の時間が終わりだ。今からでも遅くはない、救援連絡センターに手を切ると今ここで手紙を書いて出しなさい」と言ったが、平田さんが応じないため、あきらめて帰っていった。
保護観察所は救援連絡センターにも養子にも保証人になるかどうかの問い合わせはしていない。全くの嘘を言って、平田さんを屈服させようとしたのである。
救援連絡センターと養子が入院の準備のために打ち合わせていた病院は宮城刑務所からの紹介状を見て、直前になって入院の受け入れを拒否してきた。
11月5日の日曜日、平田さんは、入院もできず、住居も決まらないまま、車いすで出所せざるをえなかった。
出所間際の獄中者を脅迫して国家賠償裁判を取り下げさせようとしたこと、住居と受け入れ先の病院を確保することを妨害したことの2点について、保護観察所に対し、強く抗議する。

2017年12月9日   救援連絡センター
仙台保護観察所殿

2018-01-12 PM-15:03

11・21人民新聞社・岡本公三さん支援活動に対する不当弾圧への抗議声明              2017年11月28日  オリオンの会

11月21日朝、兵庫県警により人民新聞社編集長山田洋一氏の「詐欺」容疑なるもので東京のオリオンの会関係者宅2ヶ所が家宅捜索された。大勢の警察官が家に入り込み身体を捜索し、行動を監視、他と連絡を取ることを妨害し、ビデオ、写真撮影をしてパソコン、携帯電話、預金通帳や様々な書類を押収していった。山田洋一氏は不当にも逮捕され、また家宅捜索されたうちの1名には任意出頭の要求が来ている。
そもそも山田洋一氏の「詐欺」容疑は、報道によれば「他人に利用させる目的で、銀行に口座を開設しキャッシュカードを交付させた」というものである。
しかしそんなことが詐欺にあたるのか!「騙して口座を開設した」など、何をもって断定できるのか!何らかのことでキャッシュカードを他人に預けたりしているケースなど、おそらく全国で何十万件以上にもおよぶだろう!それらが「詐欺罪」として問われているのか!  否である!
今回の弾圧は、口座にある金がレバノンで引き出され、レバノン国で政治亡命者として生活している岡本公三さんの病気治療、生活援助に使われているのを阻止するためにあるのではないか!
まったく不当であり、きわめて政治的な弾圧である。

岡本公三さんはパレスチナ解放闘争に参加し、イスラエルに捕らえられ1985年国際赤十字の仲介による戦時捕虜交換で釈放された。獄中で精神を病み、釈放後は日本赤軍の人々と生活していた。だが、共にいたメンバーは逮捕され日本へ強制送還、岡本さんのみ政治亡命が認められレバノンで生活することになった。
このとき日本政府は、イスラエルの軍事法廷の資料をもらい受け、改めて岡本公三さんを「犯罪容疑者」として手配した。しかし政治亡命者の身分は、国際法上にも規定されており、戦時捕虜として釈放された時点で罪は問われなくなっているのは国際的常識である。
日本の国家権力が、国際法との矛盾を恥も外聞もなく遂行し続けているのである。国際法上では無罪と認められても国内法は別物で、「逃亡中の犯罪者」として追及し続けるという「一事不再理」(同じ罪を二度裁かない)に反するものに他なら
ない。
日本政府はレバノンに政治亡命している岡本さんを「逃亡中の犯罪者」として、またその闘病生活を支援する者を、「罪びと」として扱いたいと思っているようだ。
岡本さんの政治亡命を認めたレバノン国に対しても失礼極まりないことである。

〇岡本公三さんの闘病生活支援をしてきた人たちへの弾圧に
強い憤りをもって断固として抗議する!
〇人民新聞社、山田洋一さんへの不当弾圧を糾弾する!
〇ただちに山田洋一さんを釈放し、押収したものを返せ!
〇岡本公三さん支援への妨害、弾圧をやめろ!

2017-11-30 PM-17:37

渋谷区立宮下公園の全面封鎖に対する緊急抗議声明

2017年3月27日、宮下公園は約3メートルの鋼板によって全面封鎖されました。

宮下公園では、昨年末より多いときで小屋を持たない野宿者が20名以上寝ており、封鎖の行われた27日も私たちが確認できただけでも9名の野宿者が園内に泊まっていました。
渋谷区は早朝より封鎖作業をはじめ、おびただしい数の職員・警備員・警察官によって朝9時頃から利用者の入園を認めませんでした。
野宿者・利用者に対する事前予告なしの抜き打ち・だまし討ちの封鎖でした(注1)。
園内にいた複数の野宿者は冷たいみぞれの中、追い出されました。雨がやむまで待ってほしい、と要求した一部の野宿者については、工事内容の説明もせずにフェンスで周囲を囲った上で、福祉課の職員がドヤの宿泊を打診しました(注2)。移動の自由を奪い、追い出しと一体になった福祉のこのようなあり方は人間の尊厳を踏みにじるものでしかありません。本来、追い出しに人権的観点から抗議すべき福祉行政が渋谷区では追い出しの尖兵になっています。
これらの野宿者は福祉の打診を断り、昼過ぎまで抗議の意志をもって公園に残りました。
突然の封鎖に抗議し、公園内の人たちに会うことを求めた支援者には、警察を動員し1名を逮捕するという形で排除しました。
園内にいた(供用停止の場所になっていない階段部分も含め)支援者に対して、渋谷区は職員や警備員で取り囲んで身動きをさせず、15時間以上にわたって園内の水飲み場・トイレを使用させない、という人権無視の姿勢でした。
園内にとどまった野宿者・支援者が園外と一体となって行った、区長への面会と雨がしのげる継続的な寝場所を求める交渉は深夜にも及びました。
最終的に、吉武公園課長が今後の寝場所を渋谷区の公共地にもうけるように総務部と責任をもって交渉するとの約束をマイクで公言しました。
一方、公園内にあった寝るために必要な毛布などの受け渡しは渋谷区の都合で遅滞し、深夜1時すぎになりました。朝9時に「荷物はすぐに渡すから」と公園を出された人にとっては、荷物返還を要求してから12時間以上が経過していました。

以上が私たちの経験した3月27日の宮下公園での暴力的な排除の概略です。
現在、渋谷では駅周辺をはじめとする「100年の計」と言われる再開発が進み、夜間眠れる場所が奪われています。一方で、新たに野宿に至る人が減ることはありません。そのような状況下で、三井不動産による、そしてオリンピックのために渋谷区が推進する新宮下公園等事業は、初動において野宿者の排除を行いました。それは、同事業が公園の持つ人権を擁護する公共性を無視し、利用者との合意に基づかない商業的な論理に貫かれた暴力的なものであることを象徴的に表しています。
渋谷区行政は、近年一貫して野宿者を排除してきました。
長谷部健区長は、議員時代にナイキと渋谷区を結びつけ、宮下公園の改造を実現した張本人です。2010年宮下公園で野宿者を排除した渋谷区は、国家賠償裁判において敗訴しました。当時の桑原区長の後継者として長谷部氏は2015年に区長になりました。
長谷部区長は宮下公園において2回にわたって野宿者排除をしたことになります。
区長の提唱しているダイバーシティ(多様性)・インクルージョン(包摂)が、実態を隠蔽する表面的な題目にすぎないことは明らかです。
28日朝、移転先の公共地で渋谷区が工事を始めようとしました。担当課長が工事内容の説明を拒否する中で、野宿者の一人が逮捕されることになりました。また、悪天時の寝泊まり先として要求してきた場所に渋谷区はプランターを設置しました。しかし、宮下公園から排除された野宿者は、なんとか寝場所を確保するために行動しています
私たちは、渋谷区、長谷部区長、三井不動産に対し満腔の怒りをもって抗議します。

寝場所を返せ!
宮下公園を返せ!
渋谷区は野宿者排除をやめろ!
三井不動産は新宮下公園事業を取り下げろ!
長谷部区長は、いますぐ私たちとの話し合いに応じろ!

注1 園内の毛布倉庫、ダンボールなどに公園課が撤去の警告を連日貼っていました。3月25日付けの警告は、撤去期限を4月6日としています。また、3月24日に開かれた区民環境委員会で、新宮下公園事業について聞かれた公園課長は、設計が終わり次第工事に着手する、と回答していました。現在、新宮下公園は設計どころか都市計画すら決定していません。
注2 渋谷区の福祉が利用している宿泊所などの施設の多くは、東京都が定めた「宿泊所設置運営指導指針」に反しています。また、宿泊所は、門限、人間関係、大幅な保護費の天引き、二段ベッドが並んだ狭小な居室などのため、退出する人が多いのが現実です。

2017年3月30日

宮下公園ねる会議
夜間施錠よなよな阻止行動
2016-2017渋谷越年越冬闘争実行委員会
みんなの宮下公園をナイキ化計画から守る会
渋谷・野宿者の生存と生活をかちとる自由連合
【抗議先】
◆渋谷区役所(代表):TEL 03(3463)1211
             FAX03(3548)4900
◆長谷部健渋谷区長 区長室:TEL 03(3463)1290
◆区長への手紙:〒150-8010 渋谷区渋谷1-18-21
◆渋谷区長宛て ※区施設に専用封筒(切手不要)専用 FAX03(3548)4900

●●毛布・現金カンパのお願い●●
宮下公園を排除された野宿者および周辺の野宿者のための毛布や食料購入費が底をついています。毛布・現金のカンパをお願いします。
「カンパ送り先 郵便振替口座 00160‐1‐33429 のじれん ※〈ねる会議カンパ〉とお書きください」
連絡先 08025205487(宮里)

2017-04-13 PM-14:35

Statement : DENOUNCE the Crackdown by the Right-Wing and the Police on Our Peaceful Demonstration (Against the Emperor System)

The Committee of the November 20, 2016 Anti-Emperor system Demonstration

On November 20, 2016, around the Kichijoji Station in Tokyo, we took to the streets, calling for the abolition of the Japanese Emperor system? this peaceful demonstration was permitted by the Police Department. It was our answer to the Emperor
Akihito’s announcement on August 8, 2016 in which he told his will to abdicate, hoping for a continuation of the emperor system. We have been arguing that the Japanese emperor system should be abolished on the grounds that it represents this repressive regime.

Our meeting started at 12:45 in Inokashira Park, which was already disrupted right-wing activists using amplified sound. We started marching at 14:00 and then they began physically attacking us. They took away and destroyed our placards, banners, flags, megaphones, and car. They beat, kicked, and dragged us down. More than 6 of us were injured. Some were left bleeding, or bruised, or having the front teeth broken. Please note that they targeted especially those who were physically weak, including women. Please note that their verbal attack was unbearably hateful, xenophobic, and racist.

Although the march was originally planned to last 40 minutes, it apparently took more than 90 minutes due to the attack. The police officers with the Riot Police Unit allowed the right-wing activists to do illegal acts, such as assaults, inflicting injuries, thefts, and property damages. The officers even pushed and dragged us, forcing us to walk on when we could not move physically. They were supposed to be protecting us. Instead, they turned a blind eye to the right-wing violence. We doubted that they neglected us on purpose and that thus was a crackdown on peaceful protesters in disguise.

We have the right to engage in peaceful protest activities in public parks and streets. We have seen many protest activities everywhere, but the crackdown we experienced was we believe exceptional. Our freedom of speech was thus violated.

For us, it was the moment the Japanese Emperor system revealed its true violent nature. The Emperor, “the symbol of the State and of the unity of the People, deriving his position from the will of the people (the Constitution of Japan, the Article 1)” was indeed imposed on us.

Additionally, the power tried to silence us by separating us from the public.
A city congressman revealed the route of our march on the Internet without our consent. The local government, using the cell broadcast messaging, alerted the citizens that confusion would be caused by our demonstration?it treated our action as if it was a natural disaster or an unruly incident. We thought it was unfair, and then complained to the local government?it answered that such things would not happen again. Still, we have learned that the local elementary schools told the students not to go to Kichijoji on the day because it would be dangerous. We must say that the crackdown was thus institutional.

Finally, some of the liberals who are supposed to be a defender of the human rights are regrettably reluctant to defend those who oppose the Japanese Emperor system. The fact that the Emperor has been the most successful ideological state apparatus is evident here?and that was the reason why we rallied against it in the first place. We denounce the violence against us. We will continue to oppose this regime that maintains the Japanese Emperor system.

Feb.2, 2016

★Please add your name to our statement★
Deadline: June
Individual/Organization Name:
Will you permit us to publish your name?  Yes / No
Please send the above information (name, etc) to:

→Destination : tennoout@gmail.com

★The Committee of the November 20, 2016 Anti-Emperor system Demonstration★
tennoout.hatenablog.com

2017-03-16 PM-13:22

3・9ドキュメント!  張り込み・尾行を摘発! 報告者:張本効

出かける準備をしていると、玄関のドアをノックする音。
「おーい」
誰だろうと思い、返事をするとお隣さん。
「三日ぐらい前から、おたくの家の様子をうかがっているやつがいるよ。警察じゃないか?大丈夫かい?」
政治情勢と対抗運動が相補的に陳腐化していく様にうんざりして数年、ご隠居状態に入り“革命的警戒心”が薄れていたのか、全然気付かなかった(同居人は気付いていた)。まあ、政治日程的には3.11絡みかな…
準備を整え家から出ると、確かに電動自転車に乗った怪しい奴が大きな通り側に待機している
私は気にしないふりをして通りに出ようとすると、あちらさんは私の自宅の方向に向かい、自転車ですれ違う形になる。振り替えると、踵を返して私の後ろにピッタリ…
私は確信して、「おい!なに尾行してんだ!」と抗議する。
私服刑事はしらばっくれて、「何言ってんの?意味わかんないよ」と言い、逃げ出す。
あちらは電動自転車、こちらはロードバイク。私服刑事は逃げられない。
「何日も張り込みしているのはわかってるんだよ、警察手帳を見せろ」
「なんなんだよ、意味わかんないよ、単なる通行人だよ」
ほんとうに通行人なら、言いがかりに怒り心頭、飛びかかってきてもおかしくない。
「こっちには証人がいるんだ。ほんとうに通行人かどうかはっきりさせようじゃねえか。それに、お前が通行人っていいはるなら110番でもしてみりゃいいじゃねえか」
私服刑事は、電動自転車を降り携帯電話でどこかに電話。一言二言、口元を隠してしゃべっている。どうみても110番とは思えない。確信が深まる。
電動自転車を確認すると、防犯登録がない。バッテリーには「電動2号」とシールの表示。私服刑事は、電話を続けているので自宅前に電動自転車を移動する。
私服刑事は大きな通りから、電動自転車が停めてある自宅前に近づこうとしない。張り込み・尾行を一人でやるはずがないので、部隊で動いている私服が来るのかと思ったら、来たのはパトカーだった。
「トラブルがあったと聞いて」
「そうなんですよ、ストーカーに困っているんですよ。ほらあそこにいる。お巡りさんの同僚だとおもうんですが」
「お名前を聞かせていただけますか」
警察手帳を提示しない私服刑事の身元が明らかになってからの話ですね」
制服警官はしょうがなく私服の方へ近づく。
「同じ署の警察官でした」
「やっぱりそうじゃねえか、どこの部署なのよ」
「いま彼の上司が向かってますので、お待ちいただけますか?」
数分すると、立派な制服を着た警官が到着。
どちらさん?と尋ねると杉並署の警備課長だという。
やっぱりそうじゃねえか。
警察手帳の提示を求めると、写真撮影は嫌がるが、はっきりと「警部 伊藤潤」とある。
曰く、「振り込め詐欺や空き巣が増えているので、全署を挙げてパトロールしている。なかには私服もいる」
警備公安が詐欺や空き巣のパトロールなんかやるかよ、白々しい…

私服刑事が警備課長に電話し、警備課長がパトカーを急行させたらしいが、これが全署的防犯パトロールの指揮系統かね?

当の私服刑事の身元を確認する、伊藤警備課長は私服刑事を呼び警察手帳の提示をさせる。
「巡査部長 細川晃宏」とある。警備課に所属しているという。
真っ黒じゃねえか!
何の理由で尾行しているのか問うても、パトロールであるという建前を崩さない。
もう馬鹿らしいので「明日からは金輪際やらないように。続くなら法的措置をとる」と伝える。
警備課長は、パトロールは続くので、私服警官には求められれば手帳の提示をするよう徹底する、誤解されるようなことをして申し訳ない、という。
私も次の用事があったので、ここで切り上げた。
最後まで、私は自分の名前を明らかにすることはなかった。パトカーだけでなく、警備課長まで来たのに、しつこく聞かれることもなかった。職質だったら警察は引き下がらないぞ!
こりゃ、なかったことにしたくてしょうがないんだな…
なお、尾行の違法性については、渡辺修『警察官の尾行の要件――警察官の対象者に極端に接近して尾行した行為が違法とされた事例』(同志社法学29巻6号、1978年)が参考になる。
ちなみに、警備課長の伊藤潤は過去に本庁公安部総務課にいたそうだ。
ともあれ、杉並署警備課長が、(当たり前のことなのだが)警察手帳規則第五条の遵守を約束したので、すくなくとも杉並署の警備公安刑事の氏名官職は摘発し放題、全人民に活用していただきたい。

2017-03-10 PM-22:39

神奈川県警への抗議声明   川崎反ヘイト学生救援会

私たち「川崎反ヘイト学生救援会」は、神奈川県警による学生に対しての「器物損壊容疑」を理由にした不当な任意出頭要求・家宅捜索に抗議し、本声明を公表します。
 
 発端となったのは、今年65日に行われた「川崎発!日本浄化デモ第三弾」に対する抗議行動です。デモ名が一例を示すように、在日外国人が多く居住する川崎市では、とりわけ外国人居住者の集中する地域を標的とした差別扇動行為(ヘイトスピーチ)が繰り返されており、これに反対する多くの市民が抗議行動を続けてきました。私たち学生も、民主主義社会でのヘイトスピーチの蔓延を許してはならないという意思のもと、抗議行動に参加してきました。こうした草の根によるヘイトスピーチへの批判的な世論は次第に全国的な高まりを見せ、65日には市民の抗議の中、行政指導のもと主催者がデモの中止を決定するという結果に至ります。
 
 ところが10月、突如神奈川県警は抗議に参加した一学生に対して、器物損壊を被疑事実とする任意出頭要求や実家への訪問を再三にわたって行い、12月には学生の居宅を捜索するという行動に出たのです。警察の主張する被疑事実はまったくの虚偽であり、当学生が嫌疑をかけられるいわれはありません。にもかかわらず、不相当な理由に基づいて捜索を行い、学生の私物を押収した神奈川県警の行為は暴挙というほか無く、到底許容できるものではないと言えます。
 
付言すれば、近年日本国内では通称「ヘイトスピーチ解消法」の制定・施行を代表に、ヘイトスピーチを繰り返す団体に対する社会的包囲が形成されてきました。こうした状況の中で、ヘイトデモ側の言い分を根拠に嫌がらせにも等しい「捜査」を行う神奈川県警は、まさしく社会に逆行するものであり、反差別街頭運動を不当に抑え込んでいるという糾弾を免れえないのではないでしょうか。
 
先日、沖縄・高江における機動隊員の「土人」発言が問題になりました。鶴保沖縄・北方担当相による擁護と、それを承認する閣議決定は耳目に新しいことでしょう。また、ヘイトデモに対する過剰警備や、抗議側への過剰規制はたびたび批判されてきました。今現在問われているのは、警察が持つ立場性に他なりません。警察組織は直ちに、差別に対する立場を明確にする責任を負っていると考えます。
 
 私たちは上記のような、神奈川県警による不当な捜査の執行に強く抗議します。神奈川県警は、直ちに事実の基礎を欠く捜査を中止し、押収品を還付するとともに、当該学生に対して謝罪せよ。また差別・排外主義に断固反対し、ヘイトスピーチ解消に向け尽力する旨の声明を発表せよ。
2016-12-08 PM-16:18

「11・20天皇制いらないデモ」(吉祥寺) 右翼の暴力で甚大な被害が! 宣伝カーフロントガラス破壊、トラメガ4台破壊、旗竿、眼鏡・・・被害総額25万円! 物損カンパを心からお願いします!

【11・20天皇制いらないデモ 物損カンパ送付先】
郵便振替口座:00190-2-560928(口座名「立川自衛隊監視テント村」)
※備考欄に「11・20デモカンパ」と必ず明記ください。

http://twitcasting.tv/ryota1981
https://www.youtube.com/watch?v=r3rF1Z–hL8
などで、動画も見れます。下は右翼がとったものですが、フロントガラスが
壊されるシーンも鮮明です。

去る11月20日、「生前退位?皇族解散だろ!11・20天皇制いらないデモ」
を吉祥寺を舞台に100名の仲間たちで行ないました。8月8日の天皇「生前退位」
発言を受け、「生前退位」が問題なのではない、天皇制こそが問題なのだ、という
声を少しでも世の中に届けるために準備してきたデモでした。

ところがこの日のデモに対し、右翼が出発からゴールまで暴力をふるい続けました。
写真にあるとおり、右翼は私たちの宣伝カーのフロントガラスを竿で何回もつつき、
割りました。宣伝カーのスピーカーは線を切られ、壊れました。
この日のために何時間もかけて作った7メートルの大横断幕は、デモ開始15分で
奪われ、引きちぎられました。大小あわせて4台のトラメガが壊されたり、盗まれ
たりしました。40枚あったメッセージボードやプラカードは、デモ終了時には数
枚しか残っていませんでした。持ち寄ったたくさんの旗や旗ざおが折られたり、盗ま
れたりしました。
物損だけではありません。殴る、蹴る、引き倒そうとする・・・6人以上の人が、出血
を伴うケガをしました。幸い大事にはいたりませんでしたが、あわや大怪我という
場面が何度もありました。

目の前で器物破損、暴行、傷害、窃盗などが1時間以上にわたって繰り返されてい
るにも関わらず、700名も動員された機動隊は、右翼を逮捕することはありませ
んでした。事前のデモ申請の段階から警察は、「言うこと聞かないと、車がボコボ
コになっちゃうよ」などと脅迫的な発言を繰り返してきました。
右翼にデモを破壊させ、しかし彼ら/彼女らを逮捕することはせず、天皇制反対の
世論づくりを絶対にさせないことが警察の狙いなのだということがはっきりしまし
た。躊躇なく、断言できます。これこそが、天皇制です。

デモ当日のカンパの訴えに対し、75000円を超えるカンパを頂きました。本当
にありがとうございます!しかし、宣伝カーの破損を中心に、被害総額は25万円
に及んでいます。
天皇主導の代替わり=平成Xデー闘争は、すでに始まっています!一つ一つの闘い
の積み重ねが、私たちを鍛え、闘いの輪を広げていくことでしょう!
どうか皆さん、絶大な物損カンパを寄せて下さい!

【11・20天皇制いらないデモ 物損カンパ送付先】
郵便振替口座:00190-2-560928(口座名「立川自衛隊監視テント村」)
※備考欄に「11・20デモカンパ」と必ず明記ください。

●11・20天皇制いらないデモ実行委員会 042-525-9036/tennoout@gmail.com

2016-11-21 PM-17:46