救援カンパのお願い

反五輪を闘う仲間に対しての不当な弾圧に抗議します!
毛髪やDNA採取の要請など、究極の情報収集はアメリカ型の
テロ弾圧とも思えるもの。権力側の並々ならぬ決意を感じますが、
私たちはひるまず、断固闘いを継続します。
みんなの力で弾圧を跳ね返そう!

弁護士費用等、救援のためのカンパを呼びかけます。

よろしくお願いします。

カンパ振込先 郵振 00120-7-324492
「オリンピック災害」おことわり連絡会」

「オリンピック弾圧救援カンパ」と明記してください

★今後の取組やその他情報は、

反五輪の会 NO OLYMPICS 2020 (@hangorinnokai) | Twitter

2020年オリンピックおことわり!http://www.2020okotowa.link/

【オリパラおことわり【毎月24日】スタンディング】

7月24日の五輪開催日にあわせて毎月24日にスタンディング・アピールしています。今回は2月24日17時に東京駅!

弾圧に対しての抗議アピールもします!来てください!

10・京地検は「勾留延長請求」絶対するな!地検前行動》22天皇即位式弾圧・2名の仲間を今すぐかえせ! 《11・1東京地検は「勾留延長請求」絶対するな!地検前行動》

日時■11月1日(金) 午後2時
集合■日比谷公園霞門内(地下鉄『霞ヶ関』駅すぐ)→打合せ後、地検前に移動

※10月22日の天皇即位式反対デモ(500余名・銀座)で逮捕された3人の仲間のうち、
1人は25日に奪還しましたが、2人はいまだ獄中です。
1980年代に広がった大衆的な反天皇制街頭行動の命運がかかった弾圧です。

11月2日の勾留期限を前に、さらに10日の勾留延長を絶対させないために、
検察前で大抗議をします!ぜひ来てください!なかまをかえせ!

【救援カンパもぜひお願いします!】
弁護団は抗告や理由開示公判に全力を尽くしてくれています。ぜひカンパを!

送り先→【郵便振替00100-3-105440】「救援連絡センター」あて
※共用の宛先です。「10・22天皇即位式弾圧救援カンパ」と必ずご明記ください

【10・22天皇即位式弾圧救援会】

 

 

救援会声明  10・22天皇即位式反対デモでの3名不当逮捕を許さない 早期奪還への支援と救援カンパをお願いします‼

天皇即位式のための厳戒態勢のなかでの不当逮捕
 2019年10月22日、新天皇ナルヒトの即位式が皇居で行われました。台風の被害もつづくなか、世界各国からの400人もの招待客を招き、莫大な税金を費やし、2万6千人の警察官が厳戒態勢をつくりあげるなかで強行された即位式でした。高御座から即位を告げるナルヒトとそれに応える万歳の声は、主権在民と政教分離を破壊する、まさに天皇制にふさわしい儀式でした。
「終わりにしよう天皇制!『代替わり』反対ネットワーク(おわてんねっと)」は、この日、新橋から銀座にいたる「10・22天皇即位式反対デモ」を決行しました。500名をこえる参加者は、「祝わない」「税金かえせ」「即位式中止を!」などと書いたプラカードを手にして抗議の声を上げました。デモカーからは歌が流れました。
警視庁は、20年ぶりに設置されたという「最高警備本部」による弾圧態勢を背景に、この日のデモへの敵対的妨害を露骨におこないました。デモを両側から規制する重装備の機動隊は、参加者に手をだして腕をつかみ、押し、耳元で「早く進め!」と大声を張り上げるなどの妨害をくりかえしました。
逮捕弾圧は立て続けに起こりました。機動隊の妨害に「触るな」と抗議していた仲間3名が、突然「公妨!」「確保!」のかけ声とともに機動隊に体を押さえ込まれ、地面に引き倒され、逮捕されてしまったのです!白昼の不当逮捕です。デモ参加者は弾圧抗議の声もあげつつ、最後まで即位式反対デモをやり抜きました。弾圧とともにはじまったナルヒト天皇制
10月22日の新たな天皇制弾圧は、ナルヒト天皇制もまた、暴力と弾圧とともに歩むことを鮮明に示しました。「即位恩赦」の一方で3名の仲間を捕らえ、他にも何件もの即位弾圧がかけられるなか、即位式がおこなわれたのです。
天皇制が弾圧とともにあったのは戦前のことだけではありません。政治的自由が憲法で保障された戦後においても、天皇制反対者に対するでっちあげ逮捕や、尾行などの人権侵害、そして右翼テロが繰り返されてきました。
世界から不当弾圧と歴史の改ざんを少しでも減らすために、日本天皇制は一刻も早く廃止しなくてはなりません。

救援カンパを!抗議を!天皇制廃止を!
3名の仲間は、築地署、湾岸署、大井署に分散留置され、「取り調べ」と称した警察の嫌がらせを受けています。突然日常生活から切り離され自由を奪われ、不安でいっぱいだと思います。孤独な獄中での闘いには、たくさんの皆さんがこの天皇制弾圧を自分のこととして受けとめて、支援を寄せてくださることが何よりの力になります。
弁護士費用、反撃のための救援カンパを寄せてください。警察に抗議電話をかけてください。救援会が呼びかける行動に参加してください。そして天皇制廃止のための道のりをともに歩みましょう!
弾圧粉砕!警察は仲間を今すぐかえせ!天皇制の即時廃止を!2019年10月24日 「10・22天皇即位式弾圧救援会」

◆救援カンパの送り先→【郵便振替00100-3-105440】 「救援連絡センター」あて
※共用の宛先です。「10・22天皇即位式弾圧救援カンパ」と必ずご明記ください
◆抗議電話先→ 築地署03-3543-0110 大井署03-3778-0110 湾岸署03-3570-0110 (番号前に「184」をつけて非通知に)
◆救援会の情報は、「おわてんねっと」のブログ(http://han.ten-no.net/)、ツイッターアカウント「おわてんねっと」で御確認ください。

【おわてんねっと今後の行動】
11月14日 大嘗祭反対!@トーキョー・ステーション 18:30 東京駅丸の内駅前広場
12月7日  終わりにしよう天皇制2019大集会・デモ 午後 千駄ヶ谷区民会館

抗議声明 2019年10月10日 12.12靖国抗議見せしめ弾圧を許さない会

 本日、東京地裁刑事第7部(裁判長・野澤晃一)は、昨年12月12日に靖国神社で香港市民が行った抗議行動等を「建造物侵入罪」で起訴した事件について、被告人である郭紹傑(グオ・シウギ)さんと嚴敏華(イン・マンワ)さんを、有罪とする不当判決を下した。(注)
被告人両名は、「正当な理由なく靖国神社の敷地内に侵入した」として起訴されたが、まず同神社外苑は、日常誰でも自由に出入りできる場所である。郭さんはそこで「南京大虐殺を忘れるな」と書かれた横断幕を広げて、日本軍国主義、南京大虐殺、靖国神社A級戦犯合祀に対する批判のアピールを行ったのであって、これは正当な言論・表現の自由に属する行為である。また嚴さんは、ジャーナリストとして事実を報道するために、郭さんの抗議行動をビデオで撮影していただけである。
かれら2人の行為はなんらの犯罪をも構成せず、逮捕・起訴自体が不当だ。被告人両名は無罪である。
しかし裁判所は、公判において、従来の同様の抗議行動で逮捕・起訴された事例がないことなどの重要な証拠を採用せず、いたずらに形式的な論理を用いて有罪判決を下した。さらに裁判所は、被告人両名に対する度重なる保釈申請をも却下し続けて、結果的に10か月にわたって身柄を勾留し続けるという、重大な人権侵害を行った。この長期勾留は、人質司法・実質的な刑罰の先取りであり、決して許すことはできない。
今回の2人への逮捕・起訴、長期勾留はまったく常軌を逸したものであった。それは、日本の侵略や植民地支配の歴史的事実を否定し、歴史修正主義の姿勢をますます強化する安倍政権の政治姿勢に対する、警察・司法による忖度だったと断じざるを得ない。本日の判決もまた、裁判所がそのことを追認したしたものである。われわれはこれを厳しく弾劾する。
被告人両名は既に、この不当判決に対して控訴して闘う意思を明らかにしている。われわれ救援会も、彼らを支援し、共に闘い続けることをここに表明するものである。

(注)判決主文「被告人グオシウギを懲役8月に、被告人インマンワを懲役6月に処する。被告人らに対し、未決勾留数中書く150日を、それぞれの刑に算入する。被告人らに対し、この裁判が確定した日から各3年間、それぞれその刑の執行を猶予する」

12・12靖国抗議見せしめ弾圧を許さない会
連絡先:〒105-0004 東京都港区新橋2-8-16 石田ビル5階
救援連絡センター気付
mail miseshime@protonmaiLcom
HP http://miseshime.zhizhi.net
カンパの送り先:郵便振替00100-3-105440 救援連絡センター
*「12・12 靖国抗議弾圧救援」とご指定下さい。

10・21 またもや尾行を摘発!ポリ公と排外主義者は結託している!  張本 効

杉並警察署の警備課による張り込みから一年半、恥ずかしくもまたもや革命的警戒心の衰えが露見した。
解散闘争の失敗…というより、呑気に飲んでいただけなのだ。
今回参加したのは、10月21日に行われた在特会のデモへの対抗アクション。
約5年前と比べると隔世の感ではあるが、街頭での極端な排外主義がスプリングボードとなり、制度的レイシズムが温存されるどころか強化されるという漁夫の利的構造は今日の入管政策を見れば明らかである。
戦略もなく反射的に”日韓断交”を掲げる在特会の姿は、安倍の無策な対DPRK外交と表裏であり、実際に政権が直接関知できない事案のための別動隊なのだが、各地での動員は明らかに目減りしていて、今回は十数人と目視で確認できるほどだ。
対抗するいわゆる「カウンター」も専ら諸個人の結集で、そのありようも情勢の変化を正確に反映しているが、警察だけは相変らず多い。
法律や条例ができても、警察は排外主義者を取り締まらない。なぜか。それは、ポリ公自体が国家意思に貫かれたレイシストだからである。
社会的に包囲して拝外主義者を孤立させるという戦略からすれば、権力とどう「折り合い」をつけるかということになるのだろうが、ブルジョア民主主義を求める限りは排除の線引きが変わるだけだ。
このような情勢のもとに、今回の尾行事件は起きた。

わたしたちは行動後に適当な飲み屋に入り、ああでもないこうでもないと酒席を楽しんでいたのだが、2時間ぐらい飲んでもまだ明るく、二次会に行くことにした。
少なくとも、この二軒目には尾行の刑事が店内にまで入ってきていたのだった。
呑気に二次会を楽しんでいたわたしたちはここでも2時間ほど飲み、さすがにそろそろと店を出て帰路につこうとした、その時だった。
「今出てきたあいつ怪しくない?こっち見ながらウロチョロしているよ。右翼なんじゃないの?」
どれどれと見てみると、確かに怪しい。普通、人は目的地に向かって歩く。まったくあてのない散歩というのも、なかなか難しいものだ。
なぜ気付いたかと言えば、わたしたちが立ち話をしていたからなのだが、自販機で飲み物を買うふりをしたり、おもむろに地面にカバンを広げて何かを探しているふりをしたり、つぶれたふりして路肩にうずくまっていたりと極めて挙動が不自然なのである。
うずくまった尾行者を携帯のカメラで撮りまくる。反応があるまで撮りまくる。すると、止まないシャッター音に反応して、赤信号を渡って逃げる。
わたしは奴を道交法の現行犯で私人逮捕することに決めた!
尾行者は少し北に歩き、また横断歩道を渡り、ついには走り始めたが、走り込みで鍛えた私の足にはかなわなかった。
その後の顛末は『救援』17年4月号拙文とほぼ同様で、尾行者は通りすがりだと言い張り、その後パトカーがきて、こちらは先手必勝で「つきまとわれている→つきまとっているのは警察官→違法な警察活動をしている」と主張する、という流れである。その途中で「通りすがりの酔っぱらいだ」といって絡んできた輩がいたが、こいつはペアで尾行してきた刑事なのではないかと思っている。
「通りすがりの酔っぱらい」は臨場した警察官=杉並署員にあれこれ話しているふうであったが、そのうちいなくなった。
わたしは、「警察官である以上は、氏名・階級・証票番号、そして警察活動が適法である理由を明らかにしなければなならない、尾行者が自主的に名乗らないなら照会せよ」と要求する。
尾行者は自らの氏名を名乗ったようだが、杉並署員は無線の照会では犯歴しかわらからないので警察官かどうかはわからないという。
「私の勘違いなのであれば謝らなくてはならないので、警察官による尾行でないことをはっきりとさせなくてはならないから、杉並署でしかるべき手続きで確認せよ」と要求するも、確認中だから待ってくれと、延々と待たされる。
日もまたいだ。通りすがりなのであれば、明日も仕事があったりもするだろう。しかし帰ってはないという。「本部に確認している」とポロリと漏らす杉並署員。これはビンゴだなと思う。
「この数時間、なんでこんなに時間がかかっているのか、どういう進捗なのか。差し支えない範囲でもかまわないので、説明してくれ。それが筋なんじゃないのか」と問うも、パトカーで来た警察官も、あとから駆け付けた宿直の刑事課もひたすらだんまりだ。「本部」からの連絡がなく放置されているのか、到底説明できる内容ではないのか、のいずれかであろう。
最終的には、杉並署に向かい、ロビーで待つことにした。
4時頃に杉並署に到着したのだが、その30分ぐらいして、一人の私服刑事が現れた。
那須周、警部、証票番号981350。
部と課は「捜査に支障がある」というお決まりの答弁で答えなかったが、警視庁本庁から来たことは認めた。ほぼ100%公安デカだろう。
那須は、尾行者が警察官であり部下であること、尾行していたことは間違いないと認めた。
しかし、尾行については、「詳細には確認していないが、適法に活動するよう指示しているので、適法である」という同語反復。なんたる詭弁!
そもそも、捜査の対象なのか?具体的に犯罪との関わりがないところで、無制限に尾行が許されるわけがない。適法であるためには厳しい要件が課されているはずだ。
「尾行が適法ならば、私が尾行者を咎めたことが公務執行妨害の現行犯になるんじゃないのか?」と問うと、詳細に確認してみないと何とも言えない、と。
「今回の件は、上司の私が対応します。訴訟なら広報課に連絡をしてほしい、逃げも隠れもしない」という。
逃げも隠れもしないなら、尾行者を連れてきて、身元を明らかにして、一連の事実関係を説明させて、謝罪させるべきなんじゃないのか。
ちゃんちゃらおかしい。ほぼ朝まで待たされてそれだけかよ…
「あなたの所属する部と課と、部下の氏名・階級・証票番号・所属する部と課を明らかにすれば、今日のところは帰る」と伝えると、確認するので待ってくれと那須。
結局、1時間待たされてゼロ回答であった。長い時間待たせてしまったことは申し訳ないと思わないのかと聞くと、しぶしぶ頷く。お前は地蔵かよ!
この日は、グッタリしながら家路についた。 よし、今日は夕方から迎え酒だ!

階級闘争と革命によって差別は解消するという序列的理解が公式的な共産主義者の見解だが、抑圧は常に複合的でものであり切り分けることができない。
資本主義の発展には生産手段と労働力商品の分離のみならず、略奪による本源的蓄積があってはじめて可能となる。
とすれば、被抑圧民族にとって、天皇制と闘い、レイシストと闘い、入管体制と闘うことが、まさに階級闘争となるのである。
その一端として、無法な尾行攻撃を許さず、排外主義者と警察の結託を粉砕する。追って反撃戦の狼煙があがるだろう、刮目せよ!

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警視庁湾岸署による 取調べ拒否通告者に対する取調室への強制連行、点検拒否への懲罰攻撃に抗議する!

本年6月6日に「公務執行妨害」で丸の内署に逮捕され、湾岸署に勾留された、湾岸署794番さんへの不当な処遇について厳重に抗議する。
ひとつは、取調べを拒否している湾岸署794番さんを居房から暴力的に引っ張り出して、取調室に連れ出したことだ。
逮捕翌日の6月7日午後、取調べの呼び出しがあり、794番さんは、留置係に「取調べ拒否」を伝えた。しかし、留置係は「だめだ、出す」といい、「いや、拒否だ」と押し問答になったが、最終的には房内に踏み込んできた。そして、留置係が両脇を抱えて取調室に連行した。
これは、警視庁管内における取調拒否者へのはじめての強制連行である。警察の取調べの時には、留置場で「拒否」を伝えれば、出されることはなかった。2013年6月、原宿署において、取調べ拒否者の居房内に看守が入ってきて、取調べに応じるように「説得する」事態があったことに関して、弁護士が抗議したところ、留置係は「手足をつかんで取調室まで連れて行くことはできないことは、座学教養で教育されている」と返答している。しかし、湾岸署は今回、房内に踏み込んで、腕をつかんでまで連行していった。
ふたつめは、留置場での懲罰に関してである。
794番さんは、逮捕・勾留への抗議として点検拒否をおこなった。逮捕翌日7日の朝、点検を拒否したところ、別室に連れて行かれ、「説得に応じなければ懲罰にするしかない」(留置係係長)と脅しをかけてきた。これ以降も、釈放まで点検拒否を続けたが、これに対して、「応じないなら飯なしだ」とどう喝し、留置係が房内に入ってきて「なめるなよ」などとヤクザまがいの脅しをかけてきた。そして実際に懲罰が策動された。
13日に「反則行為に対する弁明の機会の通知」というものが渡された。ひとつは、新入検査時における拒否(身長・体重・問診など)と、点検拒否。ふたつめは、自分の本を同房者に見せたこと。これが、懲罰の理由とされた。
結局、6月16日に釈放となり、懲罰は執行されなかったが、とりわけ、点検拒否を理由とした留置場での懲罰など前代未聞である。
あれこれ「規則違反」をあげつらって懲罰をおこなっているが、抗議の点検拒否をさらに罰しようとすることを許さない。留置場での「保護房」叩き込みの激増とあわせ、被逮捕者に対する恫喝・管理・統制が強まっていることに抗議する。
以上、湾岸署による取調べ拒否者の強引な居房からの連れ出し、留置場での懲罰に抗議する。
2017年 12月9日
警視庁湾岸署署長殿
警視庁警視総監殿
救援連絡センター

仙台保護観察所に抗議する  

宮城刑務所での受刑中に看守から虐待を受け、持病の後縦靱帯骨化症を急激に悪化させられた平田三男さんは、宮城刑務所と国を相手どって国家賠償裁判を起こした。
2017年11月5日に平田三男さんは宮城刑務所から満期出所した。
しかし、出所10日前の10月26日に、法務省管轄下の保護観察所の職員2名(渋谷省吾と渋谷の上司の女性)が平田さんの居房を「出獄後の調整のため」として尋ねてきた。
その場で保護観察所の職員2名は、「平田が入院できる病院は仙台市にはない。仙台市の主だった病院に連絡して、平田は救援連絡センターが支援して国賠をやっていると伝えた。主だった病院は救援連絡センターと手を切れば入院は受け入れると言っている」「平田が介護施設に入居するのもすべて国賠をやめて救援連絡センターと手を切れば介護施設は受け入れると言っている。国賠をやめて、救援連絡センターと手を切ってはどうか」「平田が希望しているバリアフリーの民間住宅は国賠をやめ、救援連絡センターと手を切れば入居は受け入れる」「民間の住宅で空いているところがあるが、保証人が必要だ。救援連絡センターと養子の方に観察所から連絡したが、保証人にはならないと言った。平田が入居できる住宅は仙台市内にはない。実家のある栃木県に帰った方がいい。栃木なら保護観察所が連絡して病院にも入院できるようにする。介護施設でも民間住宅でも入居できるように手配する。交通費は観察所が全額負担する」と言った。
平田さんは「国賠を妨害し圧力をかけて、脅迫するのか、救援連絡センターとは絶対に手を切らない。国賠訴訟はたとえホームレスをやっても絶対に取り下げない。死んでも宮城刑務所を許さない」と言って、職員の脅迫とも言える説得を拒否した。
2人は「もう面接の時間が終わりだ。今からでも遅くはない、救援連絡センターに手を切ると今ここで手紙を書いて出しなさい」と言ったが、平田さんが応じないため、あきらめて帰っていった。
保護観察所は救援連絡センターにも養子にも保証人になるかどうかの問い合わせはしていない。全くの嘘を言って、平田さんを屈服させようとしたのである。
救援連絡センターと養子が入院の準備のために打ち合わせていた病院は宮城刑務所からの紹介状を見て、直前になって入院の受け入れを拒否してきた。
11月5日の日曜日、平田さんは、入院もできず、住居も決まらないまま、車いすで出所せざるをえなかった。
出所間際の獄中者を脅迫して国家賠償裁判を取り下げさせようとしたこと、住居と受け入れ先の病院を確保することを妨害したことの2点について、保護観察所に対し、強く抗議する。

2017年12月9日   救援連絡センター
仙台保護観察所殿

11・21人民新聞社・岡本公三さん支援活動に対する不当弾圧への抗議声明              2017年11月28日  オリオンの会

11月21日朝、兵庫県警により人民新聞社編集長山田洋一氏の「詐欺」容疑なるもので東京のオリオンの会関係者宅2ヶ所が家宅捜索された。大勢の警察官が家に入り込み身体を捜索し、行動を監視、他と連絡を取ることを妨害し、ビデオ、写真撮影をしてパソコン、携帯電話、預金通帳や様々な書類を押収していった。山田洋一氏は不当にも逮捕され、また家宅捜索されたうちの1名には任意出頭の要求が来ている。
そもそも山田洋一氏の「詐欺」容疑は、報道によれば「他人に利用させる目的で、銀行に口座を開設しキャッシュカードを交付させた」というものである。
しかしそんなことが詐欺にあたるのか!「騙して口座を開設した」など、何をもって断定できるのか!何らかのことでキャッシュカードを他人に預けたりしているケースなど、おそらく全国で何十万件以上にもおよぶだろう!それらが「詐欺罪」として問われているのか!  否である!
今回の弾圧は、口座にある金がレバノンで引き出され、レバノン国で政治亡命者として生活している岡本公三さんの病気治療、生活援助に使われているのを阻止するためにあるのではないか!
まったく不当であり、きわめて政治的な弾圧である。

岡本公三さんはパレスチナ解放闘争に参加し、イスラエルに捕らえられ1985年国際赤十字の仲介による戦時捕虜交換で釈放された。獄中で精神を病み、釈放後は日本赤軍の人々と生活していた。だが、共にいたメンバーは逮捕され日本へ強制送還、岡本さんのみ政治亡命が認められレバノンで生活することになった。
このとき日本政府は、イスラエルの軍事法廷の資料をもらい受け、改めて岡本公三さんを「犯罪容疑者」として手配した。しかし政治亡命者の身分は、国際法上にも規定されており、戦時捕虜として釈放された時点で罪は問われなくなっているのは国際的常識である。
日本の国家権力が、国際法との矛盾を恥も外聞もなく遂行し続けているのである。国際法上では無罪と認められても国内法は別物で、「逃亡中の犯罪者」として追及し続けるという「一事不再理」(同じ罪を二度裁かない)に反するものに他なら
ない。
日本政府はレバノンに政治亡命している岡本さんを「逃亡中の犯罪者」として、またその闘病生活を支援する者を、「罪びと」として扱いたいと思っているようだ。
岡本さんの政治亡命を認めたレバノン国に対しても失礼極まりないことである。

〇岡本公三さんの闘病生活支援をしてきた人たちへの弾圧に
強い憤りをもって断固として抗議する!
〇人民新聞社、山田洋一さんへの不当弾圧を糾弾する!
〇ただちに山田洋一さんを釈放し、押収したものを返せ!
〇岡本公三さん支援への妨害、弾圧をやめろ!

渋谷区立宮下公園の全面封鎖に対する緊急抗議声明

2017年3月27日、宮下公園は約3メートルの鋼板によって全面封鎖されました。

宮下公園では、昨年末より多いときで小屋を持たない野宿者が20名以上寝ており、封鎖の行われた27日も私たちが確認できただけでも9名の野宿者が園内に泊まっていました。
渋谷区は早朝より封鎖作業をはじめ、おびただしい数の職員・警備員・警察官によって朝9時頃から利用者の入園を認めませんでした。
野宿者・利用者に対する事前予告なしの抜き打ち・だまし討ちの封鎖でした(注1)。
園内にいた複数の野宿者は冷たいみぞれの中、追い出されました。雨がやむまで待ってほしい、と要求した一部の野宿者については、工事内容の説明もせずにフェンスで周囲を囲った上で、福祉課の職員がドヤの宿泊を打診しました(注2)。移動の自由を奪い、追い出しと一体になった福祉のこのようなあり方は人間の尊厳を踏みにじるものでしかありません。本来、追い出しに人権的観点から抗議すべき福祉行政が渋谷区では追い出しの尖兵になっています。
これらの野宿者は福祉の打診を断り、昼過ぎまで抗議の意志をもって公園に残りました。
突然の封鎖に抗議し、公園内の人たちに会うことを求めた支援者には、警察を動員し1名を逮捕するという形で排除しました。
園内にいた(供用停止の場所になっていない階段部分も含め)支援者に対して、渋谷区は職員や警備員で取り囲んで身動きをさせず、15時間以上にわたって園内の水飲み場・トイレを使用させない、という人権無視の姿勢でした。
園内にとどまった野宿者・支援者が園外と一体となって行った、区長への面会と雨がしのげる継続的な寝場所を求める交渉は深夜にも及びました。
最終的に、吉武公園課長が今後の寝場所を渋谷区の公共地にもうけるように総務部と責任をもって交渉するとの約束をマイクで公言しました。
一方、公園内にあった寝るために必要な毛布などの受け渡しは渋谷区の都合で遅滞し、深夜1時すぎになりました。朝9時に「荷物はすぐに渡すから」と公園を出された人にとっては、荷物返還を要求してから12時間以上が経過していました。

以上が私たちの経験した3月27日の宮下公園での暴力的な排除の概略です。
現在、渋谷では駅周辺をはじめとする「100年の計」と言われる再開発が進み、夜間眠れる場所が奪われています。一方で、新たに野宿に至る人が減ることはありません。そのような状況下で、三井不動産による、そしてオリンピックのために渋谷区が推進する新宮下公園等事業は、初動において野宿者の排除を行いました。それは、同事業が公園の持つ人権を擁護する公共性を無視し、利用者との合意に基づかない商業的な論理に貫かれた暴力的なものであることを象徴的に表しています。
渋谷区行政は、近年一貫して野宿者を排除してきました。
長谷部健区長は、議員時代にナイキと渋谷区を結びつけ、宮下公園の改造を実現した張本人です。2010年宮下公園で野宿者を排除した渋谷区は、国家賠償裁判において敗訴しました。当時の桑原区長の後継者として長谷部氏は2015年に区長になりました。
長谷部区長は宮下公園において2回にわたって野宿者排除をしたことになります。
区長の提唱しているダイバーシティ(多様性)・インクルージョン(包摂)が、実態を隠蔽する表面的な題目にすぎないことは明らかです。
28日朝、移転先の公共地で渋谷区が工事を始めようとしました。担当課長が工事内容の説明を拒否する中で、野宿者の一人が逮捕されることになりました。また、悪天時の寝泊まり先として要求してきた場所に渋谷区はプランターを設置しました。しかし、宮下公園から排除された野宿者は、なんとか寝場所を確保するために行動しています
私たちは、渋谷区、長谷部区長、三井不動産に対し満腔の怒りをもって抗議します。

寝場所を返せ!
宮下公園を返せ!
渋谷区は野宿者排除をやめろ!
三井不動産は新宮下公園事業を取り下げろ!
長谷部区長は、いますぐ私たちとの話し合いに応じろ!

注1 園内の毛布倉庫、ダンボールなどに公園課が撤去の警告を連日貼っていました。3月25日付けの警告は、撤去期限を4月6日としています。また、3月24日に開かれた区民環境委員会で、新宮下公園事業について聞かれた公園課長は、設計が終わり次第工事に着手する、と回答していました。現在、新宮下公園は設計どころか都市計画すら決定していません。
注2 渋谷区の福祉が利用している宿泊所などの施設の多くは、東京都が定めた「宿泊所設置運営指導指針」に反しています。また、宿泊所は、門限、人間関係、大幅な保護費の天引き、二段ベッドが並んだ狭小な居室などのため、退出する人が多いのが現実です。

2017年3月30日

宮下公園ねる会議
夜間施錠よなよな阻止行動
2016-2017渋谷越年越冬闘争実行委員会
みんなの宮下公園をナイキ化計画から守る会
渋谷・野宿者の生存と生活をかちとる自由連合
【抗議先】
◆渋谷区役所(代表):TEL 03(3463)1211
             FAX03(3548)4900
◆長谷部健渋谷区長 区長室:TEL 03(3463)1290
◆区長への手紙:〒150-8010 渋谷区渋谷1-18-21
◆渋谷区長宛て ※区施設に専用封筒(切手不要)専用 FAX03(3548)4900

●●毛布・現金カンパのお願い●●
宮下公園を排除された野宿者および周辺の野宿者のための毛布や食料購入費が底をついています。毛布・現金のカンパをお願いします。
「カンパ送り先 郵便振替口座 00160‐1‐33429 のじれん ※〈ねる会議カンパ〉とお書きください」
連絡先 08025205487(宮里)