運営委員会にて、大口昭彦弁護士が、救援連絡センター新代表弁護士に選任されました。
よろしくお願いします。

<ご挨拶>
弁護士 大口昭彦 このたび前任の葉山岳夫弁護士を引継ぎ、救援連絡センターの代表弁護士に就任致しました。
<極右政治家安倍元首相>政治は終わりましたが、しかし例えば、とりわけ沖縄に集中する軍事大国化、国際的人権保護に逆行する入管・難民認定法改悪、核武装を意図した原発推進政策、成田に於ける赤裸々な農民弾圧・農業破壊攻撃等々、日本政府の、その反人民的路線はむしろ、更に露骨なものとして強行されてきています。
平和・人民福祉の実現のための、人民の国際的な連帯した闘いが、ますます重要なものとして要求されて来ています。
このような情況に於いて、50年間以上、「獄入り意味多い(3591-1301)」「センターの指定する弁護士を選任する」のスローガンと実践的方針の下、全ゆる闘争・運動の現場に根ざし、固く団結し、違法不当な弾圧に対して一歩も退かず闘い抜くことを理念としてきた、救援連絡センターの重要性は明らかです。
ところで、センターが現在直面している課題としては何よりも、「統一救援・救対の追求」「共通弁選の堅持・一層の全国的普及の追求」があります。人民の分断孤立、資本・権力支配秩序への包摂強化こそは、現在の司法制度改悪の柱であり、センターが全力を以て闘うべきものであります。
例えば、2018年以来の未曾有の労働組合弾圧である関西生コン弾圧に於て、「個別弁選」強要政策が、猛威を振るっている現実があります。私たちは「統一闘争・統一救対」の思想的・組織的実践の重要性を繰返し確認しつつ、闘いを進めてゆく必要があります。
また、公判闘争を破壊し、刑事司法実務の根本的バーチャル化・人民からの遮断が策されている、刑事更には民事手続のIT化政策、公判前整理手続攻撃に対して、いかに闘かってゆくのかも、大きな課題です。
更には「取調・出房拒否」闘争についてセンターでの議論はなお継続中でありますが、国際的批判にもかかわらず、遅々として進まない代用監獄制度廃止・代用監獄での取調強行を前提とした勾留実務に対しての闘いの推進も、センターの重要な課題であります。
足立昌勝代表を中心に、センターがその任務を担い、課題を実現してゆけるよう、微力を尽くしたいと思います。
よろしくお願い致します