1968年―89年―そして世界と日本の現在を考える      分断の時代を越える 2.2シンポ

主催 反資本主義左翼(LAC) 連続講座
(連絡先 090-1429-9485荒木)

●パネリスト
小倉利丸(現代資本主義批判研究)
山口智之(APFS 労働組合)
津川 勤(差別・排外主義に反対する連絡会)
原 隆 (NO-VOX Japan)
●司会/坂本 健(早稲田あかね)
●2月2日(土)午後5時半開場
●会場/スペースたんぽぽ
(千代田区三崎町2の6の2 ダイナミックビル4F
水道橋駅から徒歩8分)
●資料代 500円

分断の時代を越える2.2シンポジウム

●いま世界では、格差・不平等の広がりとともに、二極化と分断が深まる中、グローバリズムとナショナリズムそしてデモクラシーが、相互にトーンを上げながらきしみを立てている。

●「1968年」と現在との間に深い「断層線」を走らせたものは何か? 1989年の「冷戦」終焉から30年―世界情勢は大きく転換した。現在は、歴史的にみて、どんな時代なのか? 歴史は繰り返すのか? 「1度目は悲劇として、2度目は喜劇として」とは、『ルイ・ボナパルトのブルュメール18日』でのマルクスの言葉だ。歴史が繰り返されるかどうかはともかくとして、繰り返されなかった「過ち」はない。

「日本ではどういう展望がありうるか?まだまったく見えてこない。しかし、確かなことは日本一国内の視野ではなく、それが広く世界に向けて開かれ、かつ足はしっかりと日本に立ってということだけは、はっきりしていると思う。空間軸をそのようにとるとともに、時間軸も過去・現在・未来のその両方から検証し、理論化していく努力もまた緊要であろう。」(山口健二)

●資本主義グローバリズムによる貧富の格差・不平等の広がりが、社会の二極化と分断をもたらす中、かつてないほど既成政治の劣化と不安定、そして「民主主義の危機」が言われている。曖昧にしていた政治的な対立や矛盾もあらわになってきた。だが、「ひとり日本だけが奇妙な静けさに包まれている」(1.7日経)中で、草の根からのデモクラシーと台頭するナショナリズムとがせめぎ合う欧米のように、日本にも「新たな激動の時代」が到来するのか?果たして「国境を越えて団結する運動」(バーニー・サンダース)が創れるかどうか?

「幾度もの失敗を踏み台にして、さらなる高みを目指せ!」(韓国映画『密偵』より)
越えられない壁など、ないのだから。
(文責 原 隆)