連続集会 虹の彼方へ epilogue? prologue?

●東アジア反日武装戦線と私たちの来た道、行く道 それから
●大道寺将司さん『最終獄中通信』刊行と、浴田由紀子さん出獄1年を記念して
●2018年6月30日(土)午後2時開演[午後5時終了予定]
●文京区民センター2A会議室
都営地下鉄三田線・大江戸線:春日駅A2出口から徒歩2分
丸ノ内線・南北線:後楽園駅から徒歩5分
JR:水道橋駅東口から徒歩15分
●参加費/500円
※閉会後、同会場で「虹会」を持ちます(午後5時頃~)。
別料金になります(1000円前後の予定)。
飲食物等の差し入れ大歓迎。
飲食物が無くなりしだい閉会します。
(余った際は持ち帰りにもご協力ください。)
共催:東アジア反日武装戦線への死刑・重刑攻撃とたたかう支援連絡会議/大道寺将司くんと社会をつなぐ交流誌キタコブシ
●連絡先/電話:03-3812-4645(風塵社)/E-mail:sienren@gmail.com

第一部:彼らはどこにいるのか
●講演:太田昌国「“狼”再考─植民地主義と天皇制を軸に」
報告:狼再審弁護団「再審のいままで・これから」
挨拶:浴田由紀子「あれから」

第二部:出版記念会
●『最終獄中通信』を作った人たちから ほか

……そして、虹会へ

昨年、5年連続集会「虹の彼方へ」の最終回を、5月13日に予定どおり浴田由紀子さんを迎えて盛況に開催しましたが、会場の都合で、あまり賑やかな歌舞音曲の出し物ができませんでした。それで、来年にはエピローグのように浴田さんの出獄1年を祝うコンサートでも企画したいね、と仲間たちで話していたのです。
多発性骨髄腫という血液のガンと闘っていた大道寺将司さんの病状が急変し、亡くなったのは5月24日のことです。浴田さんの出獄を一緒に祝いたいと願っていた大道寺さんは、集会を見届けて息を引き取りました。「狼」のもう一人の死刑囚、益永利明さんも、脳梗塞の後遺症から、意思疎通が難しい状況にあります。
大道寺さんの逝去により、「狼」の第五次再審請求は請求人死亡による「終了」とされ、同時に益永さんの再審請求も棄却されました。現在、二人の遺族・親族を請求人として第六次の再審請求を始めたところです。
出獄1年や出版記念を兼ねるとはいえ、やはり、お祝いだけの集会は企画できません。東アジア反日武装戦線の闘いが問いかけ課題を考える契機になるような、背筋がピンとするような、集まりにしなければ、と企画しました。
夏目漱石の『それから』は、主人公が「僕は一寸職業を探して来る」と言って電車に乗り、「ああ動く。世の中が動く」と思い、「自分の頭が焼け尽きるまで電車に乗って行こうと決心した。」と結ばれています。私たちの乗っている電車は今日も誰かを轢いて走っているかもしれません。