上川陽子法務大臣の地元で死刑について考える集い

12月17日(日)14時~
江崎ホール
静岡市葵区七間町8-10 毎日江崎ビル9階
参加費 五〇〇円
解説 : 若林秀樹さん(国際協力NGOセンター事務局長)
『持続可能な開発目標(SDGs)と死刑制度』
報告 : 山崎俊樹さん(袴田巌さんを救援する清水・静岡市民の会))
『袴田再審へ向けての現況』
挨拶 : 袴田秀子さん(冤罪死刑囚袴田巌さんの姉)
講演 : 福島泰樹さん(歌人・ボクシングライター)
『努力のボクサー 袴田巌』

日本には死刑制度があります。日本はほとんど毎年、死刑執行を繰り返してきた世界でも数少ない「先進国」です。死刑は法務大臣の命令によって執行されます。日本の死刑確定囚の命は上川陽子法務大臣に委ねられているのです。
2014年3月、静岡地裁で再審開始決定が出て、釈放された無実の死刑囚・袴田巌さんもその一人です。検察の即時抗告により、再審は開始されておらず、袴田さんは今でも死刑確定囚なのです。
前任の法務大臣は7月13日、再審請求中の人を含む2名の死刑を執行し、国際的にもおおきな疑問と批判の声が上がりました。当時の金田法相はもともと司法行政に疎いことを自他ともに認めるような人だから、法務官僚の言いなりにサインをしたのだろうと言われています。
しかし、上川法相は自民党の司法制度調査会の会長を務め、世界中の刑事司法関係者が集まる国連犯罪防止会議の2020年の日本招致に尽力してきた方です。
国連加盟国で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」の一つは「平和と公正をすべての人に」とも謳っています。
日本の死刑制度や死刑囚の処遇、再審のあり方はその目標に逆行しているのではないでしょうか。無実の死刑囚・袴田厳さんの姿を知ることから、死刑の問題を知り、共に考え、上川法務大臣に訴えていきたいと思います。どうぞご参加下さい。

共催 静岡死刑を考える会
死刑廃止国際条約の批准を求めるFORUM 90