9・6中部反弾圧討論会

「共謀罪成立!治安構造の大転換と私たちの闘い」

顔つき合わせて、みんなで考えよう

◆共謀罪法案が、「テロ等準備罪」と偽称しつつ本年6月15日早朝、参議院強行採決、成立し、矢継ぎ早やに7月11日に施行されました。

共謀罪は、実質300以上の「犯罪」と目されることを、二人以上で計画したことを処罰するというものであり、罪刑法定主義をひっくり返す刑事法の抜本的転換です。また、話し合うということは、人間社会を構成する上で基本的な要素です。共謀罪は、支配に異を唱えるもの、唱えそうなものをあらかじめ処罰するというだけでなく、市民社会や、家族にとって不可欠である信頼関係を、断ち切り、阻害するものです。人間関係のあり方を根源から覆すものとしてあるのです。犯罪事実の発生前から、これを予断し、権力の恣意的な判断で、あらゆる人格、行為、繋がりを相互監視・処罰できる社会へ、つまり現在の治安構造の大転換を示すものです。そして、特定秘密保護後法制定―刑事訴訟法改悪―共謀罪制定と続いてきた治安法の改悪は、現在続けられ、また策動されている、「労働法改悪」「働き方改革」と連動したものであり、労働者・人間同士の団結・繋がりを解体し、またこれを未然に防止する攻撃としてあるのです。

労働運動にとって「団結権」が生命線であり、その成立根拠であることは言うまでもありません。共謀罪は労働運動の根底からの否定です。とりわけ、一人の首切りも許さず、自力実力闘争で、労働者の生活と権利を守ろうとする、地域共闘・地域合同労組の各闘いにとって、共謀罪との攻防は死活をかけたものと言えましょう。共謀罪下の私たちの闘いは、どのように闘われてゆくのか、地域の総力を挙げて考えぬいていきたいと思います。

日時201796

  1845分~21

会場・冨士見区民館洋室A

主催・中部地区労働者交流会

千代田区猿楽町1-2-3

錦華堂ビル302

03-5577-6705

(番号またまた変わりました)